戦死した父親の顔も知らずに昭和18年に出生し、


66年間家族の柱となって懸命に生きてきた。


癌が見つかったのが1月で、この一年間特に頑張った。


最後まで死を口にすることなく、生き続ける意思があった。


特養ホームにいる母親の健康を心配しながら


姉妹、甥姪、従兄に看取られて眠りに就いた。


戦後の一生はたぶん概ね満足であったと思われる。


御苦労さまでした、


そして諸事世話になり有難うございました。