少しオーバーな題名ですが倉庫業は
敏感に時代の経済に反映した貨物の取扱が多くなる。
昭和40年ころ鮭の缶詰が非常に多く輸出され
外貨を獲得していました。
毎年5月の連休ころ日ソ漁業交渉により
鮭の漁獲量が決まるのである。
交渉妥結を日本中から函館に集まっている
漁船団が今日か明日かと待っていて妥結と同時に
一斉に北洋に出港する。
その船団が8月の暑い時期に横浜港に入港して
荷揚げがされるのである。
母船(缶詰工場、冷蔵庫)中積船{冷蔵船)のみの帰港である。
トン税(入港料)の関係もあり24時間の水揚げ作業で
関連社員、作業員は家にも帰れない。
10日間不眠不休である。
この鮭缶のうち最上級のレッド缶は
全部輸出で大半は英国向けになる。
当時外貨を獲得するのが日本の目的であったから、
国内へは2級品以下のものが販売されていたのです。
倉庫業に携わって時代の経緯を振りかえって見ると、
現代では考えられないことがたくさんある。
そうした経済の経過のうえに
今の裕福があることを忘れてはいけませんね。