府中の大国魂神社の縁日にゆき、
沢山の出店をそぞろ見ていたら、
子供がいもりの店から離れない、
私は爬虫類が嫌いなので離れようとしたら、
何としても買ってくれ、とせがむのでいやいやながら
一つがいを買って帰り水槽で飼い始めた。
餌はご飯粒やミミズ、ソーセージの破片、と雑食である。
コツコツと水槽のガラスをたたくと寄ってくるようになり、
飼えばかわゆかった。
2年くらい経ち6匹に増え住宅難になってきたころ
子供も飽きてきて、処分を考えたが妙案がない。
夏休みに柏崎にゆくとき、ふっと考えて、
田舎の庭の池に放すことにした。
土を掘った自然に近い池なので数年後には
何十匹にもなり、毎年ゆく度に再会ができた。
しかしそこの住人には困ったことが起きた、
蝮がいもりを食いに来るようになったことだ。
自然の生業だからしょうがないかで、我慢してもらった。