小学生にサッカー指導を始めたときに競争心のなさに驚きました。
それぞれの家庭の環境や親の教育にもよりますが
全体的に優しく育っていることが歯がゆかった。
思えば学校の運動会でもあらかじめタイムを計測し
同レベルの6人で徒歩競争をやり、公平に賞が取れるように仕組んでいました。
足が速いものは速いでそれに追いつけ追い越せの努力をさせねば
全体の進歩はないのではと思います。
その子は徒歩競争は遅くも絵は上手カモ、
算数は得意かもしれないのに。
私のサッカークラブでは楽しく一生スポーツに携われるように、を
基本に大いに競争をさせ、その子の特徴を伸ばすように
子供にも親にも指導しています。
大勢の中にはわるも暴れん坊もいます、
2回3かい注意して治らない者にはピンタもくれました。
入団時に親に了解を問うと、大いにやってください、の
解答が全員でした。
むやみにたたく事はしませんが反省材料になり
全員素直に卒業していっています。
愛情のある指導と会話のある交流がベースにあれば
まっ白い子供は自分で自分の道を歩むようになります。
人(大人)が人(子供)を指導教育するのは本当に難しく、
根気のいるものです。
一つのプレーを100回繰り返すのですから。
そして競争から良い人間が
育ってゆくのだと私は確信しています。