1945年3月の東京大空襲のとき私の長姉(当時18歳)は

自家に落ちた火を噴く焼夷弾の根元をもって

防火用水に突っ込み火を消し止め得た。



お陰で家は焼けずに残ったのです。その凄さを想像する度に

8人兄弟の長たる姉は強烈な責任感を抱いているのだなあと感服するばかりです。



そのごも貧困生活の一家の家計を助け自分の事は二の次ぎで、

私などは大学の入学費用まで面倒をみてもらいまして恐縮の次第です。

上に立った人間の責任感の持ちようをつくずく学びました。



父親は鉄鋼業で目をなくし母親は早くに他界したのちも

家内の諸事をまとめるにあたり、姉(現80歳)の判断に反対できる者は居りません。