大勢の人に世話になりここまでやってきて、
人間大好きになった理由の一つに鉄工所の子供の一人として
育った私の幼少のころの環境があることに気がつきました。
三度の食事のときにまず先に
6人の職人さんと父親(親方)が食膳につき、
食べ終わってから母親と子供たちが
全く同じのおかずで食事をしていました。
商売(技術)の大事さは人間にあることを
自然に父親から教育されていたこと今更に感じています。
おかみさん(母親)はよくわれわれに、
商売家に人が寄らないようではだめ、
だから他人様が見えたらしっかり挨拶をしなさい、と、
口癖のように言っていました。
職人さんにもお客さまにもそれなりの付き合い方を
両親から植え付けられいたことに遅ればせながら感謝しています。
天国で両親が、遅いよ、と言ってるかな。