「答え」は出せばいいもんじゃない!?
何か質問をされたときに「答え」を出してあげることは親切……とは言い切れません。
1+1=2 のような明確な「答え」がある場合は別にして、「答え」が複数考えられる場合は、思い込みや言い切りで「答え」てはいけません。
なんで? 「答え」をくれた方が助かるよね?
でもね、その「答え」が自分の意にそぐわなかったらどうでしょう?
「違う。その答え間違ってる!」って思ってしまいませんか?
すると、答えた方も答えを貰った方も、いい気持ちがしません。
じゃあ、どうすればいいの!?
ちょっと下の例をみてみましょう。
【Aさんの問いにBさんが答えた場合】
A:「この近くで居心地のよいカフェを探してるんだけど、どこかよいとこない?」
B:「それなら、スタバがいいよ。私のオススメはやっぱりホワイトモカかな」
A:(スタバって……。私が聞きたかったのはそういうところじゃないんだけど。オススメのドリンクなんて聞いてないし。なんかこの人に聞いても求めている回答をくれそうにないからこれ以上聞くのやめよ)
「スタバね、ありがとう」
B:「そこのスタバがいっぱいなら、南口にもあるからそっちいけばいいよ」
Bさんは満足気です。
でも、Aさんの求めるものとは違っていたので、Aさんはなんだか不満気。
【Aさんの問いにCさんが答えた場合】
A:「この近くで居心地のよいカフェを探してるんだけど、どこかよいとこある?」
C:「居心地がいい、というのは具体的にどんな感じ?」
A:「静かで比較的長居しても大丈夫そうな雰囲気のお店かな」
C:「何か勉強とかするの?」
A:「パソコンで書き物したいの。ずっとパソコンを使って作業をしたいから、電源があるとありがたい」
C:「そうかぁ。それなら空いているお店がいいね。老舗のカフェミサキなら常連客しかいなくて、満席ということはないからいいかもしれない。雰囲気も落ち着いていて、マスターもすごく気のいい人だし、長居しても嫌な顔はされないと思う。あそこにいくならぜひアンドーナツを食べて欲しいな。
でも電源があるかはわからないから、そっち優先なら、ワイキキカフェがいいかも。電源もあるし無料Wi-Fiもあるからよく一人でパソコンしている人がいるよ。ただ、いっぱいかもしれない」
A:「ありがとう! じゃあ、まずはワイキキカフェ行ってみて、いっぱいならカフェミサキに行ってみるね。まだ電源は持ちそうだし。あっ……ならやっぱりミサキにしようかな。アンドーナツ食べたいから」
Aさんは大満足でその場を後にしました。
正直、Aさんのはじめの問いかけはかなり漠然としたものでしたが、
Cさんの引き出しにより、答えを絞り込むことができました。パチパチ⭐️
ホワイトモカには苛立ちを感じたAさんも、喜んでアンドーナツを食べに行っています。
ホワイトモカはとんだとばっちりです。あんなに美味しいのに……。
さて、BさんとCさんの違いななんぞや?
それは、
Bさん:情報が少ないまま思いつきで「すぐに答えを出した」
Cさん:情報が足りなくて判断がつかないので「答えを引き出した」
「答えを出す」と「答えを引き出す」の違いです。
何でもかんでも「答え」ればいいものではない。
ちゃんと相手のことを思って「考える」ことが大切なんですね。
Bさんだってよかれと思って「答え」を口にしたはずですが、
相手の曖昧な投げかけに即答してしまったため、単なる自己満になってしまいました。
Bさんの二の舞を踏まないためにも、
まず、相手から「問われた」ときには(情報が足りない時は特に)「即答」するわけではなく、相手が「答えを導き出せる」お手伝いをしてあげましょう^^