一秒がどーのという番組でゴリラの絶滅特集がありました。

アフリカの或る地ではゴリラが貧富の差が齎す怨恨or飢餓により殺害されているのだとか。

ルワンダからの難民で人が溢れかえり、森林は焼かれ、野生動物は殺される…。
でもぐっさんが云ってた様に、明日食べるものに苦しむ状況の中で食用に野生動物を殺害することを攻める事が出来る筈もないでせう。


実は私は環境問題に関心があって学生時代はちょっとした団体の活動に参加したりしていました。


環境問題は貧困問題と結び付きが深いのですが、此の結びつきが最初はよくわからなくて、ブラジル在住の日系人に「あなたの国の環境問題にはどんなものがありますか」と聞いた時に「貧困問題」という回答が返ってきた時は些かカルチャーショックを受けたものです。
って此は余談。



云いたい事はゴリラ問題の根本的な解決はかなりの困難を要する事は間違いないと云うこと。

貧困問題はアフリカの内紛に起因があるけれど、此の内紛が曲者であることは間違いないでせう。
文化の違いと片付けてしまえば其れ迄だけれど、本当にそんなレヴェルで内紛の問題を先進工業的脳内で理解することは難しい。

弱肉強食の精神は当然。
組織だった戦争は行われないので、軍人と民間人の区別がない。
だから民間人も容赦なく盗賊まがいの行為も日常茶飯事な内紛が起こる。
其れ故、田畑を作ろうにも作物が育つ頃に其の作物を刈り入れることが出来る保証はなく(盗まれるから)、極めて持続可能な食糧確保の為の活動は根付きにくい。

現地でボランティアなり活動している方は相当な苦労をしている筈です。
根本的な内紛の解決がなければゴリラ問題だけでなく、他の野生動物の問題や森林問題の根本的解決はないに等しいわけだから…。

もっと云うと、味を占めて武器を売りつける人もいるわけで…何を隠そう其れをしているのは先進工業諸国。
あの超大国なんかは武器作ってなんぼだし。

誤解を恐れずに云えば、強者と弱者の差がはっきりすれば虐げられる者は出てくる可能性はあるものの、組織が形成されていくから先進工業諸国的価値観における“文化的生活”が保障されるようになるのも少しはスピード感をもって遂行されるかもしれないけれど。
弱者にも武器を与えるから内紛は終わらない…。



皮肉っているように聞こえてしまうかな。
でも、私はやっぱり現地で活動する人を尊敬しているし、何か私も助けになりたいと思ってます。
偽善だろうが、よくある先進工業諸国のボランティア達の自己満だろうが。



最後に。
三宅健は偉いね。