絶望ノート、読了致しました。
読もう読もうと思いながらも分厚いので後回しにする事、数回。
読み始めたら2日で読めたけども長かったですね。
読もう読もうと思いながらも分厚いので後回しにする事、数回。
読み始めたら2日で読めたけども長かったですね。
一冊で600ページ超えは読み始める時に気合いが必要なんだよね、あと根気。
本と向き合って「よし!今から!読む!私!頑張るんだ!」って自分に言い聞かせないと途中で限界が来たりする。
京極夏彦がそうなってしまったのだが。
まぁ…アレは私と文体が合わなかった方が大きい。
実際、漫画化された京極夏彦作品もダメだった。
こればかりは自分と作家の相性よね。
その点、絶望ノートはサラサラと読めたので苦では無かったです。
「葉桜の季節に君を想うということ」も止まらず読み続ける事が出来たので相性は悪くないと思われます。
苦だったのはイジメ描写が延々と続く事かな。
リアルだから「現実にこんな事されてる子が沢山いるんだろうな…」と思っちゃって滅入る。
だからラストに行くまでは結構しんどいです。
それを乗り越えると帯にある「華麗で残酷なラストシーン」ってのに辿り着くのだけども。
照音の気持ちも分かるし、母親の気持ちも分かるし、大迫さんの気持ちも分かるし、先生の気持ちも分かる。
先輩が出て来る意味がちょっと分からないんだけど(先輩要らなくない?)
くるくると変化してゆくストーリーなのに「自分の感情を乗せて読む事が可能」なのは文才がなせる技なのだと思います。
自分がこの人だったら…って考えながら読むのって大事だと思うんだよね。
小説ってのは殆どが創作だけど、作った話の中から自分の感情を引き出すのって大切だなと。
実際に生活する上で似た様な物事が起きた時、それについて考えた事があるか否かでは自分の中に生まれてくる印象も違うと思うので。
事あるごとに葉桜〜と比べられる事の多い作家先生ですが、葉桜は葉桜だよね。
くるくると変化してゆくストーリーなのに「自分の感情を乗せて読む事が可能」なのは文才がなせる技なのだと思います。
自分がこの人だったら…って考えながら読むのって大事だと思うんだよね。
小説ってのは殆どが創作だけど、作った話の中から自分の感情を引き出すのって大切だなと。
実際に生活する上で似た様な物事が起きた時、それについて考えた事があるか否かでは自分の中に生まれてくる印象も違うと思うので。
事あるごとに葉桜〜と比べられる事の多い作家先生ですが、葉桜は葉桜だよね。
葉桜〜が叙述トリックが見事な作品なので比べたくなるのは分かるけど、比べても仕方ない。
こちらの絶望ノートも華麗で巧みなトリックがあるので。
こちらの絶望ノートも華麗で巧みなトリックがあるので。
とても面白い作品だと思います。
