実際に、難関大学を志望する受験生の多くは、大学受験という長期戦に耐えられず、途中で心が折れてしまうか、成績が停滞したまま挑むかのいずれかになります。

逆を言えば、本当の競争は、気持ちを切らさず最後まで取り組めた人達との間で行われるということです。

このような不安を手っ取り早く解消するには、中学レベルから緻密なカリキュラムを組んでくれる塾・予備校に指導を仰ぐことが有効といえます。

中長期的な戦略(指針)を提示してくれるだけでなく、残された時間で合格するのは難しいという事実を伝えてくれるところもあります。

または、志望大学に毎年10名以上合格者を排出しているような進学校にあなたが在籍されている場合、学校に指導ノウハウが蓄積されている可能性が高いです。

その場合は担当の教員に相談してみましょう。

ただし、この場合は注意が必要です。

あなたの学力よりも、高いレベルの参考書を勧めてくる場合があるので、中学~高校初級にかけての基礎を固めておくというのが前提です。

例えば、全統模試(注1)で偏差値60未満の生徒さんに対し、数学の青チャートや英語のネクストステージ等、高学力者向けの参考書を勧めてくる先生がいます。

当たり前の話ですが、中学~高校初級にかけての基礎が完成していなければ、青チャートやネクステはこなせないと思ったほうがよいでしょう。

時間だけが過ぎていき、やる気をそぐ原因になります。
"なんとかついていける"場合でも、実は分かったつもりになっているだけで、青チャを終えても模試で点数がそれほど上がらない・・・

ということはざらにありますので注意してください。