今回のテーマは、
『凝り性な受験生ほど陥ってしまう落とし穴』です。

読者の皆さんの中にも、

「私はどちらかというと凝り性だ」

と自己評価する(あるいは自他ともに認める)
凝り性タイプの受験生がいるのではないでしょうか。

『凝り性タイプの受験生』は、
学習習慣の面では順調であることが多いようです。

しかし、『凝り性』であるがゆえの”落とし穴”
まんまとハマってしまう受験生がいます。

それは、本来の”学習目的”から逸脱してしまうことです。

凝り性な受験生は、”こだわり”が人一倍強く、
いつの間にか本来の学習目的を忘れてしまい、
追求することがいいと思い込んでしまいます。

不安や心配は感じにくいのですが、
周りが見えなくなってしまうので、
的外れな学習内容になることもあります。

極端な例を挙げると、

英文法を覚える際に、
「なぜ英語は日本語と違って動詞が必ず必要なのか?」
と大学受験とは全く無縁な知識を追求するタイプです。

当予備校でも、
ときたまこの類いの質問をしてくる受験生がいます。

とはいっても、そこまで深刻な問題ではなく、
ただ当初の学習目的を忘れてしまっているだけです。

このように、探究心の強い凝り性な受験生は、

・何のために学習しているのか?
・この参考書は全体の中でどんな位置づけなのか?

常に自分に問いかけるようにしましょう。

「受験のため」
「志望校に合格するため」

という在り来たりな目的ではなく、

「その先にどう繋がるのか?」そこまで意識してください。

自分の答えを常に磨ことで、
より明確に答えられるよう心がけましょう。

それでは。