んにちは。インターネット予備校ロジック 大塚です。

今回は読者の一人から頂いた相談にお答えします。

テーマは【中学レベルの基礎が身についているか否かを確かめる方法】です。

今日の相談者は、基礎学力が不足していることは自覚しているものの、どのように基礎の定着具合を測ったらよいか悩んでいる高校2年生の男子生徒です。



Q
:受験まで1年半年を切ってきました。これから受験勉強を始めようにも、僕の場合は基礎学力、場合によっては中学の内容からスタートさせる必要があります。中学の基礎が身についているかどうかはどう判断すればよいですか。



A
基礎学力が身についているかどうかを測る方法は簡単です。



各都道府県の公立高校入試問題を制限時間以内で9割以上得点できるか、

実際に問題を解いてみればよいのです。



「えっ?大学受験の基礎学力を測りたいのに、公立高校の入試問題で測っていいの?」



このような疑問を持たれるかもしれませんが、心配は無用です。



というのも、公立高校入試の問題で9割以上とれる学力があれば、大学受験の基礎が出来ていると言えるのです。できたら95分は欲しい所ですが^^



つまり、公立高校入試の問題であなたが9割とれていない場合は、まず中学の内容からやり直す必要があるということ。



「そんなの、時間がかかり過ぎるよ・・・」



このような懸念を持たれるかもしれませんが、



中学レベルからさかのぼって勉強するほうが、中学の内容を無視して高校内容の勉強をやるより遥かに近道なのです。


想像してみてください。



難問に苦しみを感じながら勉強する姿



対して、基礎を抑え、サクサクと勉強する姿



後者の方が精神的にも楽にどんどん進んでいきますし、意外と短期間で基礎の勉強は終えられるのです。



さて、いかに中学の内容が重要であるか理解して頂いたと思うので、話題を基礎学力が身についているかどうかを測る方法 に戻します。



都道府県によって、内容のバラつきや難易度に多少差はあるものの、基本的に問われている内容は同じです。



また、公立高校入試の問題の9割は、基本的な暗記と計算分野で構成されています。


流石に、9割5分~満点を取るためには、思考力を問われる問題も解かなければなりません。




それでも、基本的な知識と計算力さえ身につけていれば、9割得点することは可能です。



英語の長文も、単語をつなげて意味をとっていけば、ある程度の点数は取れます。





ですから、中学レベルの基本的知識が身についているかどうかは、



公立高校入試の問題で、制限時間内に9割以上得点できるかどうかで判断しましょう。



大学受験に備えて中学レベルの内容を復習されている方



あるいは、これから中学レベルの基礎を固めようとしている方



そのような目的があるのでしたら、公立高校入試の問題を解いてみることで、基礎が定着しているかどうか確認してみましょう。



ここで、制限時間内に安定して9割以上得点することができれば、あなたは十分中学レベルの基礎は固まっていると判断できるでしょう。

理科・社会は解かなくてもよいでしょう。


とにかく、主要科目である国語・英語・数学は中学レベルの基礎を固めておかなければ、高校レベルの内容を身につけるまでに相当の苦労を強いられます。

というよりも、辛い勉強になってしまう・・・勉強しても勉強しても理解できないというのは何事にも耐えがたい苦痛です。




そんな苦痛をあなたに味わってほしくありません。



なので公立校入試で9割未満だった場合は中学内容を復習しましょう。


大学受験の学習で、無駄な時間を過ごさないためにも、「さすがに中学レベルは覚えているよ」と思っている受験生も、ここは一つ騙されたと思って小売校入試の問題を解いてもらいたいです。



「基礎が固まった」という事実を、数値として証明するだけでも自分の基礎学力に確信が持てます。



そうすれば、満を持して、受験勉強に挑むことができるのではないでしょうか。

それでは。