こんにちは!インターネット予備校ロジック大塚隆弘です。
1日1題で実力倍増!問題を出していきます。

では早速いきましょう!

2004年センター試験英語本試験
第2問 文法・語法・熟語・対話文問題 A 文法・語法・熟語問題


A 次の問いで最も適当なものを、下の①~④のうちから一つ選べ

 As soon as the star player came in, the game ( ).

①had been excited②became excited ③had been exciting ④became exciting

正解は↓↓






正解は④のbecame excitingです。

時制を理解しているかどうかを問う問題です。 

As soon as the star player came inの節は、「スター選手が登場するとすぐに」という訳になり、日本語に普通に訳すと時制がはっきりしなくなってしまいますが、「came」ですのでこの節は過去形です。

そして、as soon as「~するとすぐに」という接続詞がありますので、次の節はその後の行動、結果などを示すことがと求められます。 

つまり、As soon as A, Bの場合、時間の方向はA→Bになるということです。

①と③は、「had been」と過去完了形の形になっています。
ということは、「スター選手が登場したとき」に、①「excited」、③「exciting」の状況をhad「持っていた」ということになり、スター選手が登場する以前にその状況を既に持っていた、ということになってしまいます。 

ですから、came in(過去形)より時間がさかのぼる①③(過去完了形)も選ぶことができません。 

よって、①と③は選択肢から外れます。 

次に、②と④の「exceted」と「exciting」の違いです。「excite」は、「~を興奮させる、~を刺激する」という意味です。 

よって、②became excitedは「興奮した状況になった」、④became excitingは「興奮させる状況になった」という意味になります。 

主語はthe game「試合」で無生物主語ですから、②のexcitedでは、「試合が興奮した」となってしまい、おかしいですよね。
exciteは感情動詞です。この文では人が主語ではないので過去分詞のexcitedは選べません。

また、exciteは興奮するではなくて「を興奮させる」という他動詞です。


日本語で考えると、感情は自ら湧いてくるものですが、英語では感情は「(神から)与えられる」ものです。

感情は常に人の方向に向かうため、感情を与えられる側の人が主語であれば受動態を用います。このタイプの動詞は受動態にしたときに前置詞がby以外の場合が多いので注意が必要です。

I was surprised at the news. (←)
The news surprised me. (→)

be interested in「に興味がある」
be surprised at「に驚く」
be disappointed at「にがっかりする」
be satisfied with「に満足する」
be pleased with / at「を喜ぶ、を気に入る」
be excited at「に興奮する」
be tired of「に飽きる」≠be tired from「によって疲れる」
be worried about「を心配する」 

よって、正解は④のbecame excitingになります。 

単語の意味:
as soon as:~するとすぐに come in:入ってくる excite:~を興奮させる、~を刺激する 

和訳:
As soon as the star player came in, the game became exciting.
スター選手が登場するとすぐに、試合は熱狂した。

(日本語的な表現で訳してしまうと、「試合は熱狂した」となり、「the game became excited」ともとれるような訳なってしまいます。日本語の感覚だけで考えてしまうと間違いを選んでしまう可能性がありますので、気をつけないといけないですね。) 

1日1題文法問題As soon as starplayer came in,the game( )①had beenexcited②becameexcited③hadbeenexciting④becameexciting答→http://p.tl/GQMD #解けたらRT