「ママ、英語で机って
chairって言うんだよ!」
「え?違くない?deskでしょ」
これ、英語嫌いな子を量産する会話です。
やっちゃってる人は今すぐやめてくださいね〜!
親からすると
子どもには正しい英語を話してほしい。
早く単語を覚えてほしい。
いろんな「〇〇できてほしい」が
出てきちゃうものですよね。
それ自体は否定しませんし、私も
わが子がこれできたらいいのにな~
もっとノリノリで取り組んでほしいな~
なんて、願望持ってますよ。
でも、
親の思いや焦りは
子どもにとってはいい迷惑なことも。
(ぶっちゃけ ほとんどの場合がそう)
時には
何気無いヒトコトで
英語へのやる気が一気に薄れてしまったり
英語イヤ!になってしまう可能性だって
あります。
言語でもなんでも継続が大事!
なので、いかに楽しく
英語に取り組み続ける環境を作れるか
これがとてつもなく大事になってきます。
その環境の大事な要素の一つが親子の「会話」です。
せっかく覚えた英単語を披露したのに
違うでしょ、なんていきなり否定されたら?
これ、実際に私は母語の日本語でも
やられたことがあるんですよ。
私の親は英語なんて早期からやらなくてもO K!
という考えだったので
家には日本語の本が大量にありました。
別に本が大好きというわけではなかったのですが
入学祝いに、誕生日に、何かとお祝い事には本をくれる母。
しかもシリーズになってる何冊もあるやつで
読む気がしない。笑
でも、放置すると
「読んだの?どうだったの?」
「せっかく買ったのに」とか言ってくるので
なんか無理矢理に読んでましたね。
正直、母と私は好みが違うので
自分で読みたい本を選びたかったです。
ちなみに母がシリーズものでドサっと大量購入して
今でも記憶に残ってる本は1つもありません。笑
で、いつだったか「号泣」っていう言葉が本に載ってたんです。
号→ゴウ
泣→泣く→ナキ
で、私はこれを「ゴウナキ」って推測して読んだんです。
なんか響きがかっこいい言葉だから
使えたらいいなって思ってたところ
ちょうど学校で何かの行事があって
終わった後にお友達も私も
感極まって泣いてたんですね。
で、「わぁ~みんなゴウナキしちゃってる」
って言ったところ
私の母は
「えりちゃん、それゴウキュウね。」と・・・
いい気分になってるところで指摘されたことで
気分はもう台無し。
なんなら、友達といい感じに話してる中で
割り込んで訂正されて恥ずかしさったら無いですよ。
しばらくは本を読むのも
人前で口を開くのも
また間違ってたらどうしよう?
って嫌になりました。
これがさらに日常で話すことのない
英語で毎度毎度訂正されたら?
英語嫌いな子を量産してしまうのは
目に見えてますよね。
でもこの行動、ママ達に聞くと
「ついやっちゃってる」行動の上位に
入ってきます。
良かれと思ってやってしまうんですよね。
私も以前はそうでした。
ですが
子どもの言語の発達について研究をして
息子と試行錯誤する中で
少しずつ「やる気」を損なわずに
間違った時でも正しい英語を
自然と伝えていけるようになってきました。
その方法で先に出した
生徒さんの会話を続けるとすると・・・
私だったら、まず
Wow, you know English!
Fantastic!!
Thank you for teaching me.
ママに英語教えてくれるの~
ママ感動しちゃった💓
ありがとう!
英語をママに教えるんだ♪の気持ちに
まずはママがとっても嬉しいと感じてる
ということを伝えます。
次に、
「ママは別のコトバで覚えてた!」
とか
「ママはね~机はdeskって聞いたことあるよ?
あとはね、table ってのも聞いたことあるな~」
なんて伝えて
たくさん言い方あるのかな?
調べてみよっか?Let’s look it up !
と導いてみます。
他にも
どこで覚えたの?すごいね。
他に、知ってる言葉ある?
What else do you know?
の会話の流れで
これは?
と、身近なものの名前を聞いてみる。
その中に、「椅子」や「机」を入れてみて
椅子、分からない~
となったら「一緒に調べてみよう!」
と誘って
「あれ?椅子ってchairっていうんだね。
ん?じゃ、机は?」
と、自分で気づければGood job!
一緒に調べて、一緒に発見する楽しさを知れば
お子さんもどんどん自分で調べたくなると思います。
否定せずに正しい言葉を手渡していく
ことを意識していきましょう。
ママは先生にならなくていいんです。
子どもは自分で気づくことができ、
そこから学ぶことができます。
Enjoy!