自分で自分をギューってしてみるけど。
思ったより力が入らなくて。
私の温度は、私が感じるには同質過ぎて。
温度の無いぬいぐるみの方が、幾分マシな気がしました。
こんな夜をいくつも越えて。
望んだ夢の中に僅かに与えられる現実に生きるのか。
両の目を二度と開くことなく。
ただひたすらに現実に、虚無感と与えられる愛に生きるのか。
今の私には、向き合えもしない選択だけれど。
いつか。
そう遠くないうちに。
選ばなければいけない日がくることは、分かっています。
それならずっと今のままで良いじゃないかと、笑われるかもしれないけれど。
きっと、これが私だから。
私が私である限り、いつか訪れてしまうでしょう。
どうか、
その、
決別の日に。
『アナタ』が笑ってくれますように―――。