迷走する12サイン~スピ系占星術の虚構崇拝~ -2ページ目

迷走する12サイン~スピ系占星術の虚構崇拝~

スピリチュアル占い師の欺瞞に流されるな
不定期更新

前回のあらすじ☆

私はこのようなものよりエレメントとクオリティを重視しろというスタンスなので、このような正しいのか正しくないのか分からないものがなぜ結構広まっているのかがよくわからない。

占いの雑誌でもたまにみるので「ここまでか~」と驚く。表面的なことに振り回される人って多いのか。

有名な占星術師ですら、これを利用して解釈している人がいる。

挙げ句の果てにはこれが「12星座の本質!」と語る人もいる。ありえない。

12星座の本質は「エレメントとクオリティ」しかない。

前提をすり替える。このような手法はもううんざりなので一つずつ再考する。

 

 

 

今回は獅子座~蠍座のキーフレーズ考察!

 

獅子座 I will・I create(私は志す、創造する)

 

獅子座は目標意識が強い星座である。いわゆるビジョン、「将来の夢」を知覚するサインでそのために活動する。自己表現だけではなく火(直感)×不動宮による確信感に支えられているサインだ。

この性質のおかげで自信家に見える。

 

ということなのでどちらかというとI willの方が妥当だろう。獅子座の表現も全部その自信に支えられている。獅子座が強烈な個性を持つのも、確信的な性質のおかげだ。

獅子座こそが信念を表すサインなのだ。(もう一つ「信念」を表すサインがあるが、その星座の枠で説明する。)

創造するというのは牡羊座でも良さそうな気がする。

獅子座のキーフレーズを考えるなら「私は確信する」を自分は推したい。

 

乙女座 I analyze(私は分析する)

 

これでは乙女座が、風のサインのような性質を持っていると勘違いしてしまう。乙女座はあくまでも、地のサインなので思考や論理という地に足のついていないものではなく、自らの感覚や経験を信じている。乙女座は地(感覚)×柔軟宮という性質を持ち「観察的」なサインである。つまり分析ではなく本質は観察であるので「観察する」の方がよっぽど妥当なキーフレーズではないか?

乙女座と天秤座の性質もやはり混同されやすい。分析というのは「細かく分けて考える」ということだが「細かい」は観察力のある乙女座の範疇だが、それを分けて体系化して仕組みを解明するのは天秤座の特徴だからである。

私は訓練するとかでもいいかもしれない。現実的な対応力=技術を求めるサインなので。

 

天秤座 I balance(私はバランスをとる、調和する)

 

天秤座はやたらとバランスと言われがちだが、占い師の中でこの意味自体を理解している人はほとんどいない。周りを調和させるといっても、協調性とは関係ない。空気を読んでいたら意見も合わせる必要もあるが、それは天秤座ではなくて双子座の特徴である。

客観的に情報を分別するのが天秤座の性質である。それは必ず多数派の意見と一致するわけではない。そしてバランスをとりすぎて優柔不断になるわけではなくむしろ「判断」を表すサインなのである。これは象徴としても明らかである。ジャッジ出来なければ天秤など意味がない。天秤を壊したのは誰だろうか。

天秤座は「私は判断・審判する」が妥当である。個人的には「審判する」の方がいい。

 

蠍座 I desire(私は欲する)

分からない。どちらかというと牡牛座っぽく思う。

さて獅子座の時に言った「信念」だがもう一つは蠍座である。これらの違いは獅子座は自分のことを信じているが、蠍座は他人に向いていることである。魚座のキーフレーズは実は蠍座の方がピッタリである。蠍座は他人のモノ(価値観・思想など・・・。)を信じ、受け継ぐサインであるからだ。宗教というのもそれ自体は魚座より蠍座的に見える(特に一神教)。今流行りの推し活なども。

そして何かを「信じる」というのが一番メンタルの安定に繋がるのである。

キーフレーズとしては、「信じる」より「信頼する」の方が分かりやすいかもしれない。

蠍座の怒り(火星)は信じているモノを傷つけられた時に発動するのだと思う。

 

part2はここまで。今回もやはり長くなってしまった。最近記事を増やせば増やすほどサインを深く考えすぎて逆に本質からズレていくのではないか?と思ってしまうが、「エレメントとクオリティに従っているので一貫性はある」という事実を思い出して何とか保っている。

とはいっても、基本的に十二星座の考察ばかりなのでブログ的には、マンネリ化してるかもしれない。あまり適当なことは言いたくないから避けていたが、そろそろ十二星座だけではなく西洋占星術全体の話をしてもいいのかもしれない。

 

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