武道とは相手に勝つことを目的としている。
そのための鍛錬を積む。
では音楽は?
誰かに勝つために練習する?
練習は合奏を除けば、基本一人で行うものである。
レッスンは稽古をつけてもらう場であるから、練習ではない。
音と表現力を自分が持つ限界まで引き上げる。
引き上げるだけでは駄目だ、それを維持しなければならない。
とにかく毎日少しでも楽器を触らないと、目に見えて劣化する。
背伸びした弊害が、容赦なく私を襲ってくる。
今は自分の敵は、自分なのである。
自分に勝てるまで、次の先を考えている暇がない。
・・・なんてことを、新刊を読んでて思いました。
面白いのでおすすめです。
さあ、練習だ。