原点と夢 | 数楽と音学と音楽

数楽と音学と音楽

音楽ブログのつもりが数学に侵食されてしまいました・・・。

最近、夢をよく見る。
大体、意識がなくなってから30分程みているようだ。
目が覚めたときに時計をみるとそれくらいの時間が経過しているから。
1回の睡眠で2回夢をみたこともある。
睡眠が浅くなっているのだろう。

いつもは直ぐに記憶から消えるが、今日の夢はよく覚えている。
中学時代のことだ。
1年の始め部活には入っていなかった。
工作が好きで木工倶楽部という週に1回の活動で板を切ったり貼ったりしていた。
そんなある日、吹奏楽部のサックスの上級生に勧誘された。
おそらく人が足りなくて、ほぼ帰宅部の私が格好の鴨だったのかもしれない。
自分も何故引き受けたのかは覚えていない。
それから今でも音楽を続けているのだから不思議な縁である。

楽器は有無を言わさずサックスだった。
一番大きいバリトンサックスだった。
他のメンバーはみんな女子だった。
ハーレム状態だったが、ただの下僕扱いだった。
同級生3人もいてアルトが2人、テナーが1人。
アルトの1人が夢に出てきた。
名前はY代という。

2年の後半からだろうか。
その子のことが好きになった。
塾に通っていて頭もよく学年上位で、サックスも同級生の中では一番上手く、親から買ってもらったマイサックスを持っていた。
多分、自分は賢い子を好きになる傾向があるようだ。
部活のパート練習では一緒になるため、それなりに楽しかった。
でも、Y代には好きな人がいた。
同級生で、打楽器で、部長のGだったと思う。
吹奏楽は男が少ないので部長とは親友だった。
まあ、よくある三角関係だったのだろう。
でも、受験が近くなると何故かY代は私に関わってくるようになった。
朝、いつも私めがけて挨拶してくるようになった。
でも自分はぶっきらぼうに挨拶していた。
今思うとあれは好意を寄せていたのだろうか。

恋愛は特に進展もなく、友情の崩壊もなく中学を卒業した。
GとY代は地域では一番の進学校に。私は技術系の道に進んだ。
既に接点はなくなってはいたが、たまに電話で何時間も話した。
今と違って携帯電話はまだ普及しておらず、自宅の電話を占拠して話をしていた。

地元の演奏会を2人きりだったり友人交えて観に行ったりした。

友達以上、恋人未満という言葉がしっくりくる。

そんな彼女の夢をみた。
楽しそうに笑っていた。

もし、あの時、もっと自分が積極的だったら
今と違う人生になっていたのだろう。

そんな昔を思い出した。

何故今になってそんな夢をみたのか・・・。


これが私の音楽の原点。