ヤマハ、フルート演奏グレード6級への道
※昨日の記事からの続きです
先生:
では課題曲2に行こう。
この曲オクターブの上昇系、下降系と16分音符のスタッカート、スラーの組み合わせの処理が肝だ。3つの課題曲の中では君が一番不得意な要素が満載となっている。
Horiver:
そして、一番指導時間が短かった曲です・・・。
(単に私がへたくそで課題曲1と3に時間を費やしていただけですが)
先生:
曲をやる前にオクターブの練習だ。これは本当はフルートテキスト3で取り上げる内容なのだが、君はテキスト2までしか終わっていないのでこの場で習得してくれ。
Horiver:
・・・はい。(ここでも背伸びした弊害が・・・)
先生:
オクターブの上昇(例えば、低音F#から中音F#をスラーで演奏)、腹筋を使って音を持ち上げる。
大してオクターブの下降(さっきの逆をスラーで)は息の向きを変える。まっすぐに息の向きを下に向ける感じにだ。
Horiver:
上昇系は腹筋の使い方で理解は出来ますが、下降系はよくわかりません。
先生:
自分の手を口に当ててみて。
そして息を手のひらに向かって吹く、その状態で手首に向かって息の向き「だけ」を変えるんだ。
Horiver:
・・・あー、なるほど。感覚はわかりました。
1回曲を通す
先生:
とにかく、この課題曲2はインテンポに対して遅すぎる。今の倍のテンポで出来るようにならないとお話にならない。精進するように。
Horiver:
・・・はい。
てな感じでレッスン終了。
レッスン後の雑談にて。
Horiver:
今日のレッスンはいつも以上に音がかすれるのですが何故でしょう?
先生:
端的に言えば唇が疲れ切っている。今日の進歩具合からすると相当練習したのだろう?
その疲労が残っているのだろうな。
Horiver:
確か以前、唇筋(正式名称は知らない)はいくら使っても大丈夫だと言ってた様な・・・?
先生:
もっと練習すれば筋肉はつくよ。今はまだその筋力が備わっていないだけだ。
毎日2時間も練習すれば筋力は確実につくよ。
Horiver:
・・・ははあ。
先生;
腕や指が痛くなったときは、即練習はやめるように。
そっちは腱鞘炎になって取り返しがつかない事になるぞ。
帰宅後、魂が抜けて床に横になってたら、そのまま寝てました。
寒くて目が覚めて、お布団に移動しましたが。
自分が思っている以上に精神の消耗が激しいようです。
何もする気が起きないのです。
掃除と洗濯とランニングだけ済まして、練習のことは頭の外に追いやります。
ぼーっとしながら、まだ観ていなかったDVDを眺める。
そこでとある人物が言った一言。
「(戦いは)己の力を出し尽くしてからが本当の始まりだ」
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・!(心に突き刺さった模様)
そう、やっと今持っている全力を出し切ったに過ぎないのだ。
・・・さてと、フルートの練習でもするか。
くそう、このタイミングで観るんじゃなかった。
これ聞いたら立ち上がるしかないじゃないか。