映画と音楽 | 数楽と音学と音楽

数楽と音学と音楽

音楽ブログのつもりが数学に侵食されてしまいました・・・。

多分今年2回目の映画を観に行って来ました。
熱烈なファンではないのですが、作品自体は面白いので多分面白いはずだと期待を込めていって来ました。
結果は想像以上に素晴らしかったです。
スタッフ達の作品への愛が感じられます。
そして、各登場人物への見所が用意されていて、よくもまあこの人数をうまくまとめあげたものだと感心しました。

画像は、入場特典のミニ色紙。


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最初、誰?と思いましたが、作品の重要人物でした。
これも事前調査していないせいです。お陰でネタバレ風味な映画予告を見ていないので全て新鮮でした。
ちなみにこのクマのぬいぐるみは虐待ではなく、そういうキャラらしいです。

まあ、それはいいとして。

映画の音楽について少々思うことがあり、記事にしようかと思い立ちました。
まず、楽器単体での描写効果について。
過去の出来事を無声でハープのみで演奏するシーンがありました。
歌ではなく、淡々とゆったりとハープ音が流れていき、余韻や間がとても心地よかったです。そうか、オケやアンサンブルも良いけど、料理でいう素材の味を堪能するというのはこういう曲調がとても相性がいいのかと納得した次第です。
別なシーンでギターの語り弾きもあり、こちらは夜の静かな風景を描写していました。こちらはよくあるパターンなので想像はしやすいでしょう。
自ら余韻やコードを生成出来る楽器をみてると羨ましいと思う訳です。
吹奏楽器は吹いていないと音は出ないので、余韻表現が難しいし、単音しか出ないしがっかりすることが多いのです。でも、最近、この考えも改めつつありますが。

で、一番新発見なのはとある登場人物(新キャラらしい)が謎の楽器を弾いていたのですがとても綺麗な音を出すのですよ。
座った状態でスケボーくらいの大きさの板を太ももに載せていて、西洋で琴をつくったらこんな感じじゃないかな?という見た目。両手で弾いていて弾き方もお琴そっくりなのです。
アコースティックギターっぽい音に透明感を10倍くらい増したらこういう音になるんじゃないかな?という音質なのです。
帰宅後、調べたら素性が判明。
それがこちら。



カンテレという名前で、フィンランドの民族楽器みたいです。
道理で、そのキャラがスナフキンみたいな風貌している訳です。
この余韻がとても自分好みで、ちょっとどころかかなり欲しいです。
値段は弦の本数次第ですが3万から20万くらいのようです。
5弦ならもっと安いはずです。
弦の本数によって結構音色が違うんですよね、5弦くらいが一番心地よい音でした。
うーん、めちゃんこ惹かれます。
ある日、カンテレブログになってたりして・・・。