~前回までのあらすじ~
グレード試験最難関6級を目指して冬から鍛錬を積んでいたが、
レベルアップしても試験日までに基準のレベルに到達することが事実上困難という
現実を突きつけられたHorive。
果汁をおいしそうに飲みながら苦渋の決断を下す。
1年かけて試験対策を始めるのであった・・・。
先生:
で、今月は何をするかね?
Horiver:
6月は課題曲3と合言葉にレッスンしてきましたが、7月も3も合言葉に今月も課題曲3でお願いします。
先生:
なんかスーパーの1のつく日は玉子が安いみたいなフレーズだな。
Horiver:
先生、連続して中音のドから高音のドの部分が音が裏返ります。
どうしてでしょうか?
先生:
どれ、吹いてみなさい。
・・・。
・・・・・・。
あー、それはね、息向きが合ってないからだ。
中音は、イメージとして息の向きはまっすぐに。
高音は、息の向きを真下になるように変えないといけない。
これはドの音に限らず、中音高音が混じる時に息の向きを吹き分ける。
Horiver:
なるほど、確かに意識すると音の裏返りが減りました。
先生:
意識が息の向きにむいて運指が壊滅してるな。
無意識で向きを変えられるように体に染み込ませるしかないな。
Horiver:
モルデント、アッパーモルデントは短くなるように意識してみましたが如何でしょう?
先生:
うん、いいじゃないのかな。
それよりもだ、1段目の3小節目、吹いてみて。
Horiver:
♪~
先生:
何か気がつかない?
Horiver:
?
先生:
中音のミ♭の運指は?
Horiver:
えっと、こうですね?
先生:
うん。じゃあ、楽譜どおりに吹いたときに、ミ♭は?
Horiver:
♪~
・・・あ、左手の人差し指が塞がってる。
先生:
そういうこと。次回までに直しておくこと。
今やっても、間違って運指で覚えているからぐだぐだになるだろうし。
Horiver:
そんなことないですよ、こんなの直ぐに修正・・・あれ?
あれれ、なんで?
上手く出来ない。
先生:
だから言ったのに・・・。
そんな感じで課題曲1曲を30分みっりちやるだけの日々が2ヶ月続いています。
出口が近づいたと思ったら、新たな指摘で遠のく出口を繰り返しています。