Horiver:
ちわーすっ。
師匠、おもむろに封筒を手渡す。
Horiver:
・・・? ・・・こ、これは・・・もしや。
師匠:
はい、はさみ。
Horiver:
えー、レッスンの後で開けちゃ駄目ですか?
師匠:
さっさと開けろ。
Horiver:
・・・はい。
ちょきちょき・・・・・・。
Horiver:
ちらっ・・・。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
お、おおお。
お、おおおおーーーーーーー。

キターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
師匠:
ほう、なんとかなったか。おめでとう。
で、師匠と評価欄を眺める。
B C C C C
二人で笑う。
これはおまけ合格やん。
師匠:
まあ、おまけ合格でも、合格は合格だ。
Horiver:
・・・えっと、師匠。次回の6級は・・・。
師匠:
まあ、普通に落ちるね。
Horiver:
ですよねー。
師匠:
私の歴代の教え子で6級1発合格は一人しかないよ。
ほら、君の後から来る人あの人だよ。
Horiver:
あー、金ピカフルートの人ですね。
過去に1回だけ音出しを聴いたことありますが、普通に上手いですよね。
師匠:
まあ、取り組む時期はさておき、グレード対策レッスンを始める前に課題曲の譜読みくらいは完璧にしておくことだね。それが出来てないと落ちると思ってくれ。
Horiver:
ですよねー。
という訳で、うれしさよりもこの体たらくな腕前で合格してしまっていいのだろうか?と思う今日この頃です。帰宅後、祝杯と称してビールを2缶飲みましたけど。
難易度は指数関数的に上がっていくのは知っているので、今回の半年取り組みでは間に合わないと危機感を持っています・・・が、基礎体力(腹式呼吸)、音色の美しさ、基本技術が明らかに不足しているので先生のスパルタ教育でどこまで底上げ出きるか・・・というか、ついていけるのか心配です。
師匠はきっとこう思っているはずなのです。
師匠:
本当の地獄はこれからだ。ふはははははははは!