まとめ
ふー、今日は致命傷で済んだぜ。
そんな訳でレッスンです。
(若干、というかだいぶ脚色が入っていますが、やっていることは真実です)
師匠:
スケールこれから本番形式でやっていく。#・♭がそれぞれ2つまでの長調・短調が出来るまで3つ目のテストはしない。そこに行かないというのは恥を知れ。
Horiver:
へへーーー。
~で、初回は見事撃沈。~
師匠:
この調子じゃあ、#・♭3つめのスケール突入は来年かな。
Horiver:
返す言葉もございません。
師匠:
次、課題曲。本番はソロだが、練習のときはピアノ伴奏をつける。これも前回の8級と同じだ。では、始める。
~伴奏つきで演奏を始めるが、中盤でつまずく~
Horiver:
せ、先生。インテンポです。は、早すぎます。
師匠:
お、そうか。すまんすまん。ぐだぐだな演奏だったがついてきてたから、いけるものかと思ってた。テンポを落としてやるか。
Horiver:
(お、鬼や。ここに笑顔満載の鬼がおる・・・)
師匠:
技術的なことをいうが、オクターブのミとファ#をスラーでつなぐ時、ソの音が瞬間でている。どういう意味かわかるよな?
Horiver:
楽器の構造上、右手の部分が開放になるとソだけど、ミとファは右手でキーで押さえています。押さえる位置が違うので、それを変える瞬間わずかに右手開放になっているからソの音がでます。つまり、指のストレッチがなっていないということです。
師匠:
もう1回やってみるか。
~演奏~
師匠:
ほら、今度は出来ただろう?指の回っていないのではない。それならば、直ぐに出来る訳はないないからね。音を丁寧に拭く意識が欠けているのだよ。指のレッスンだと思って吹いているからこうなる。
Horiver:
・・・。(うげ、図星過ぎる。さとりかなんかですか)
師匠:
あと、途中から演奏を再開する時に大体音が汚い。音が綺麗なポイントを探しながら吹くこと。
もうひとつ、スラーの区切りが間違っているところが多々ある。楽譜をよく見ろ。ブレスや音の高低差で切りたい気持ちもわからんではないが、楽譜通り吹くこと。
Horiver:
・・・はい。仰せの通りに。(今日は反論の余地はない・・・)
師匠:
次、自由曲。シチリアーナ。時間内からユニゾンで吹く。そこから何かを学び取れ。
Horiver;
はい!
~演奏中~
師匠:
・・・わかった?
Horiver:
えっと、8部音符が私のは短かったです。
師匠:
他に ミ → オクターブのド とスラーで音の高低差がある部分で無理やり音を出そうとしている。それ音が汚いから。息を入れる角度、量をちゃんと考えて吹くこと。
Horiver:
・・・はい。(個人練習で意識していないことをバンバン指摘される。レッスンプロ凄い。というか、このレベルでもレッスンプロにしかなれないなんて、どんだけレベル高いんだよフルート業界)
レッスン後、呼吸法についての雑談。
師匠:
第1線のプロのレコーディングってブレスの音が聞こえないんだよね。編集しているとかではなくて。
Horiver:
どうしてでしょう?
師匠:
音を出すために息を吸うけど、プロの場合は息を出し切って肺を真空(イメージとしての話。実際に真空だったら死にます)にするんだよ。で、ブレス状態にすると空気が勝手に入ってくる。だから無理に息を吸う必要がないんだ。
Horiver:
凄いですね。肺って鍛えられるもんなのでしょうか?
師匠:
んー、背筋(背中の筋肉のどっかの部位)が凄いんだと思う。フルートって腹式呼吸じゃないからね。知っての通り音の出る部分が口の外にある(サックスやクラリネットはマウスピースを咥えるので口の中で音が出てる)から息が無駄になっている。それを補うために息をたくさん吸うことやコントロールするには肺や横隔膜に働きかける筋肉に頼るしかないんだよね。
Horiver:
これから毎日ブリッジ3時間がんばります。半年後にはマッチョになってると思います。
師匠:
いや、どちらかというとインナーマッスル鍛えろ。というかフルートの練習しろ。
Horiver:
あいたー。(ノД`)