エンジンは火を噴き、尾翼も折れ、もはやこれまでかと思いきや眼前に大海が見えてきた。

せめて陸地への激突だけは避けようと、水上に不時着を試み始めると、客席の方から騒ぎ声が聞こえてくる。


見てみると乗客達が「パイロットを交替しろ」だとか「操縦席から名誉ある撤退を」などと言って騒いでる。

しかし騒いでいるからといって、操縦できるパイロットのアテがあるわけではない。


乗客が騒げば墜落が早まるだけ、なんとか落ち着かせようと「一致団結して」と説得するも騒ぎは一向に収まらない。

とうとう、機関士までが「私が責任を取る」と職場放棄してしまう。


騒ぎの影響で機体にひびが…。

機体が分裂しそうだ。


「もはやこれまでか?!」


…。


脚本も駄作なら出演者も大根ばかり、ジミンズ事務所の醜い面々じゃ誰も見たいとは思わない。