足利事件については以前一度書きました ので詳細を書くつもりはありませんが、本日無事に菅家利和氏が釈放されました。
記者会見において
「当時の刑事、検察官には謝ってもらう。絶対に許すことはできない。」
と話しておられましたが、許すべきではないのは、彼らだけではない。
裁判所も共犯です。
弁護側のDNA鑑定結果は明らかに冤罪の証明に繋がるものであったのに対し幾年にもわたり再審を認めなかったことはもちろんですが、それ以前の問題です。
推定無罪の原則であれば絶対に有罪になりえない事件にも関わらず、検察が持ってきた証拠と証言が絶対正しいとし推定有罪の立場で判決を下したことは許しえないことです。
裁判所こそ「間違ったではすみません」。
不確かなDNA鑑定を有力な証拠に持ち上げてしまったのは、警察や検察による不適切な取り調べによって引き出された証言であったことは明らかにもかかわらず、
「可視化すれば直ちに冤罪が減るという感じがありません」(麻生太郎総理大臣)
とは、ふざけた発言も休み休み言ってもらいたいものです。
閑話休題、
推定有罪のもとに有罪判決が出されたものとして記憶に新しいのが、和歌山ヒ素入りカレー事件 でしょう。
よくあれで有罪にしたものだと呆れます。
無実と無罪は異なるということを関係者は理解すべきです。
無実は事実がない。
無罪は有罪が証明できない。
なんか腹立ったので書きなぐりました。
失礼しました。
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麻生総理と言えば自民党。
自民党といえば、なにやらバタバタ、あたふた。
橋下大阪府知事までまきこんで、なにやらやっておりますね。
府知事いわく
「霞が関のシステムの変更、そのためにはひっくり返すくらいのギョエ~ってくらいな、何かそういうものを打ち出していただかないとですね。そこまでやるかということをやって、初めて何か変化というものが国民に伝わるのではないかと」
バカですか?
小泉~麻生内閣の評価を仰ぎ、さらに新しい政策を追加していくのが与党の戦い方。
与党政権の○○がおかしいから、変えるべきと言って戦うのは野党の仕事。
「そこまでやるか」を与党時代に始められていないならそれを語る資格なし。
与党は継続。
変化は野党。
与党が変化を口にするのは自己否定であり、与党たる資格なしです。
府知事は2期目に立候補する時
「1期目の橋下はダメだからもう1期やらせてください」
って言う気なのでしょうか?
違うでしょう?
まず、これまでの実績を訴え、
「大目標達成のためには、やり残したことがあるからもう1期お願いします。」
ではないのでしょうか?
敢えて弁護するなら、「自民が選挙で勝つためには」ということでほかに方法がないという意味かもしれませんが、だからといってこのような発言はいかがなものでしょうか?
自公については一度小泉内閣以降の検証が必要ですね。