『新型インフルエンザへの政府の対応に、内部から異例の批判です。参議院の予算委員会に参考人として出席した現役の検疫官が、水際対策について「政治的パフォーマンスに利用されたと疑っている」と強く批判しました。

 木村検疫医療専門職:「毎日毎日、テレビで主に成田空港でN95マスクをつけ、あるいはガウンをつけて検疫官が飛び回っている姿は非常にパフォーマンス的な共感を呼ぶ。そういうことで利用されたのではないかと疑っている」
 さらに木村氏は、国内対策に重点を移したなかでの現在の検疫体制についても「かなりの負担を強いられている」と不満をにじませました。思わぬ現場からの批判に、舛添厚生労働大臣は「労働条件が変わっていないということなので、今後の課題としたい」と答えるにとどまりました。また、国立感染症研究所の研究員からも「空港での検疫に目が向いて、国内対策がワンテンポ遅れた」と政府の対応に疑問を呈しました。』


(以上 ANN NEWS より転載)


勇気ある発言に敬意を表します。

いくら、行政側の人間であっても国民の命を利用した舛添厚労大臣のパフォーマンスに対して憤懣やるかたない思いからの発言なのでしょう。


私も以前から同様の意見を述べておりますが、所詮は外部の人間ですから説得力がありません。

内部の人間の発言は重く、現政府は猛省していただきたいと思います。

国民の命を利用したパフォーマンスは許されません


おそらく、木村検疫医療専門職も自身の発言を政治利用されることは望まないでしょうから、これ以上の政府批判はいたしませんが、今回のことを反省材料としより良い感染症対策の指針作りを進めていただきたいと思います。