「低投票率って何%→お詫び」のさらにお詫びです。

また数字の記載ミスをしておりました。

いくら数字遊びとは言っても、ミスのまま残すのは気が引けますので修正しました。


RSS2.0をお使いの方は、以前の記事は無視してください


多分今度は大丈夫と思いますが…。


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自民党古賀誠選挙対策委員長がBSフジにて

「わが党は投票率はあまり高くない方がいいのではないか。最近は高いのはむしろ怖い」

と発言。


放送終了後

「表現が悪かった。自民支持層を広げる努力が必要だ」

と訂正。

(以上 2009/05/20 毎日新聞 など)


最初の発言は本音、後の物は建前ということでしょう。

では実際どの程度で自公に有利になるのでしょうか?



参考までに2007年参議院選


有権者数  約1億50万人

比例投票率 58.63%(約5891万人)

でした。

得票数はそれぞれ

      得票数  得票率(%)   直前の支持率(%) 直前の比例投票先(%)

自民   16544728 28.08(16.5)      23            20

公明   7765328  13.18(7.7)       4             7


民主   23256242 39.48(23.1)      22            32

共産   4407932  7.48 (4.4)       3             4

社民   2634713  4.47 (2.6)       1             3

国民   1269209  2.15 (1.3)       -             1

日本   1770707  3.01 (1.8)       -             -

( )内の数は得票数/有権者数(%)

(直前の支持率と比例投票先は世論調査 2008/07/22 朝日新聞 のものによる。)



一方、直近の世論調査(2009/05/17 朝日新聞 )を参考に独自の補正を施した「現在の投票先」の予想%は

自公合計 27.2%(↘) (基礎票分20.9%

野党合計 36.2%(↗) (基礎票分15.8%


(基礎票は一般的な基礎票ではなく、自公支持者のうち、自公に投票した人および野党支持者で野党に投票した人の票。前回参議院選より推計(2007/07/30 朝日新聞 出口調査の結果による)。)

(また○○%は全有権者の○○%です。)



今回野党側の基礎票はもう少し多いかもしれません。

前回参議院選は無党派の約21%が自公、約72%が野党へ票が流れましたが(*)、上の結果より今回も同程度であると予想しますが、やや自公に甘く(**)無党派票は(自公:野党)=(1:2)で振り分け計算しております。


ということで、基礎票分は必ず選挙に来ると仮定すると比例では投票率52%で与野党が得票数でひっくり返るかなと予想(***)します。

(ちなみに前回参議院選並みならば45~47%程度で逆転の可能性ありですが、流石に今回はそこまではないと思います。)



前回郵政選挙は比例区投票率67.46%と近年にない高投票率だったわけですが、前々回であっても59.81%ということでしたから、今回も52%は超えるでしょう。

比例区で自公は勝てそうにありません。



*自公支持者で野党に投票した人と、野党支持者で自公に投票した人も無党派として計算すると、実は2007年参議院選は無党派全体約2200万人の約16%が自公の票、約84%が野党の票という計算になります。


**今回の世論調査は鳩山代表選出直後ということで、やや民主党に有利に出すぎているかと考え、無党派の投票行動はやや自公寄りに甘く計算しております。


***
計算方法は省略しました。


独自の計算法なので根拠はありません。

単なるお遊びです。