『遠くて遠い第二の母国』 | 想いの道 ~会長の独り言~

『遠くて遠い第二の母国』

八年ぶりに訪問したブラジル。福岡空港から成田、ニューヨーク経由サンパウロ。そこから更に国内線に乗り継いで、かかった時間が四五時間。三〇年前に開拓した牧場を処分する為の訪問。最多二五〇〇頭いた牛もほとんど処分が終わり残りわずかとなった最後のグループが上の写真。抜けるような青空のもと寂しそうな顔つきが印象的でした。



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 下の写真は長女奈美子と次男の悠二が育った牧場の家のベランダ。日中の炎天下では四〇度を越えることもざらだったから二人の遊び場はもっぱらこのベランダ。ここにハンモックをつって昼寝をするのが楽しみだった。



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上の写真はその家を遠景に牧場の支配人の新次君と。彼は皆さんも御承知の前工場長の砥綿清次君の弟。福岡農業高校を卒業後直ぐ私の後を追って渡伯。今や立派なブラジル人。私も黒いが彼にはかなわない。二世の嫁を迎え大きな三人の子供の父親でもある。



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この写真は牧場の中にいる野生のダチョウ。ブラジルにもダチョウがいます。地平線の果てまで私の所有地。ゴルフ場が二〇位出来る広さです。中の移動は牧童は勿論馬ですが、我々はジープ型の車。写真では分からないが仕切りは四本の番線で出来た柵が述べ百キロ以上ある。



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昔、親父殿とも訪れたサンパウロ近郊の町の広場で。この町は古い家具や芸品の通りが連なっており、土日には多くの人でにぎわう。こうした姿を見ると、我輩もすっかりブラジル人か。周りの景色にしっかりと溶けこんでいる。



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上は発展著しいブラジルの光と影の影の部分。走っている高速道路から写したスラム街。道路の両側にこの様なスラム街が数キロに亘って続く。サンパウロの街中でも超高層ビルの直ぐ横にこの様なスラム街が存在する。続きは六月号をお楽しみに。