『北米見て歩記』~前編~ | 想いの道 ~会長の独り言~

『北米見て歩記』~前編~

飛行機 9月2日11時25分 成田発 JL010 にてシカゴ経由カナダのトロントへ。

 我々三菱自動車輸送協力会米国視察団総勢21名を乗せた日本航空のジャンボ機は太平洋上を一路シカゴへ。日付変更線を超えて、ということは時間を逆戻りして同日8時40分にシカゴ、 オヘアー空港着。まあーこの飛行場のでかいこと。ターミナル間の移動には専用のモノレールに乗らねばならない。アトランタ空港と並ぶ米国最大級。ターミナルに駐機している飛行機も様々な国際線の大型機から国内線の小型機まで、ものすごい数。一人旅でここを訪れたら、旅慣れない人には心細くなるに違いない。ここで乗り換えて午後1時前にカナダのトロント着。市内観光といっても、当日は日本で言う「勤労感謝の日」にあたる「レイバーデイ」で街中はがらがら。

 1泊して翌日はバスでお目当てのナイアガラの滝へ。抜けるような青空の中、五大湖の1つオンタリオ湖岸を南下。途中の「ナイアガラ・オン・ザ・レイク」という街の綺麗なこと。一行の中でもこの街に住んでみたいという人も出るくらい。(写真1)

 ここからナイアガラ川沿いに滝へ。アメリカとカナダの二国にまたがって流れ落ちるアメリカ滝とカナダ滝。アメリカ滝は幅320メートル・落差56メートル、一方のカナダ滝は幅675メートル、落差54メートル。滝の全水量の9割を占め アメリカ滝より圧倒的に大きくダイナミック。写真はそのカナダ滝の寸前まで接近する観光船「霧の乙女号」下船後に撮ったもの。青いビニール合羽が小生。(写真2)

 翌日は再びバスで米国デトロイトへ。アメリカの自動車の中心地と言われる街だが、やはり「レイバーデイ」でひっそりと静か。自動車王「ヘンリー フオード」の自動車博物館を見学。アメリカのというより世界の自動車の歴史を垣間見て空路再びシカゴへ。

 翌日(大体今日は何日だろう?時差と旅の疲れで 頭がボーとしている)シカゴ郊外のロードウェイ・エキスプレス社を訪問。全米最大の運送会社。だだっ広いホーム。「どれくらいの広さ?」「フットボール場5つくらいですかね」 勿論言葉のやりとりは英語で。全長500メートル、幅50メートル。ゴルフのロングホール並の広さ。そこで米国内はもとより、海外にも1日約300万トンの貨物を取り扱うそうな。(写真3)

 携帯していたパソコンがやっと繋がった。皆さんから15通のメール。海外で受け取るメールはひとしお嬉しい。ダイエーの成績や大相撲の結果など、ワクワクしながら目を通した。松岡君有難う。

 ところで、食事について何も書いてないが、実は朝、昼、晩とシッカリご馳走を頂いている。さすがに朝からアルコールはないが、お昼も軽くビールを頂き、夜は夜で食事に合ったお酒をたしなむので体重の増加が心配。ちなみに今回の旅行で頂いた料理は、「シーフード」「ツナステーキ」「中華」「ギリシャ料理」 「イタリア料理」「サーモンステーキ」そして勿論和食も。中華料理が1番多かった。(写真4、ワシントンの「漢宮大酒店」で 亀岡団長と)

 さて旅も5日目、今回の最大の目的地 アメリカ三菱自動車製造(MMMA)に向かってバスにゆられアメリカの穀倉地帯を3時間。途中は見渡す限りのとうもろこしと大豆畑。ブラジルの農場が懐かしく思い出された。ブルーミントンという人口12万の町外れに工場はある。リコール問題で頭の痛い国内と違い、MMMAは24時間フル稼動で24万台を生産中。キャリアカーもギャラン級を9台から11台も積んで自動車道を突っ走っていた。

 工場見学のあと、夜は唯一の和食レストラン「橘」で現地の飯島社長以下幹部の人々と大宴会。思いっきり食べ、飲みそしてカラオケの楽しい一夜であった。 おもてなし有難うございました