今から6年前のある暑い夏の日、偶然近くの国道128号線を
南下している時に発見したリゾートホテル。
小さなトンネルを抜けて、目の前に広がる広大な緑の敷地を
目にした時は、それはそれは感動したものでした。
レストランがある中心の建物は、開放感のあるフレンチドアが
設置されていて、化粧室も大変ゆったりとした造りです。
天井が高く、全体的にデザインがアメリカのリゾート地を
連想させます。
敷地内には、乗馬施設、ブルーベリー畑、ハーブ・ガーデン、
スパ 、屋外プールなど、大人も子供も楽しめますが、私自身が
最も癒され刺激を受けるのは、ここのランドスケープ・デザインです。
初めて目にした時は、「誰か海外のデザイナーが、設計したの
では?」と思うほど、日本らしくないスケールの大きいデザイン。
人が歩く目線から、見せたくないものは見せず、見せたい
ものだけを見せるデザイン。屋外プール内から、周辺を歩く
散歩の人の視線と会うことなく、また、食事を楽しむレストランの
お客さんとも目が合うことがない。これらは、「ただ視線を
遮るための壁を作る」という従来のやり方ではなく、
緑の小山を上手く使い、優しくかつ完璧に計算されているため
安心して歩き回ることができる。
最近「ちょっと惜しいな・・・」と思ったことは、屋外プールで
流れているBGM。バイトの若い子が好むような、ラップか
ポップが大ボリュームで流れていました。これが、海外では
無いんですね。日本もそろそろ、音楽を空間デザインの中に
入れる頃だと思います。