大人のためのピアノ教室 「奈良シニアピアノ教室」の野村です。

 
 私の子供は中学、大学と2回帰国生入試を受けました。
 
 まず、中学校の場合はテストは一般性と全く同じです。面接(英語)があるのが通常です。「どうしてこの学校へ入学したいのか?」というレベルの会話です。一般性と比べると、帰国生のほうが入りやすくなっています。なぜなら帰国生は極めて少ないからです。塾は「浜学園」を利用していました。家庭教師も数学は京大生、その他国語理科は近畿大学農学部の生徒さんにみてもらっていました。結果は希望校に合格でした。
 
 次に大学受験ですが、これは大変でした。本人は4年間アメリカで暮らし、24時間英語漬け、日本人ゼロの学校で暮らしてきたため、日本語を忘れかけ、親子で会話してもおかしく、自分の住所も思い出せないほどでした。帰国して4か月程度でもう帰国生入試が始まります。大学によって入試は当然違いますが、高校時代の成績、小論文、面接が大事になってきます。毎日親子で面接の練習しました。「私は野村です。」この一言が普通に言えないのです!アクセントばかりで、ジエスチャーも多く、顔の表情も豊かすぎ~、日本語の本を読むのも大変で塾でもお手上げの状態のまま、もうかたっぱしから受けるしかありませんでした。大学となると帰国生は多くなってくるので、帰国生がよく集まる大学は難しく、帰国生があまり受けにこない大学はすんなり合格がもらえる、というものでした。なんとか合格して帰国して10か月ほどで、一般の学生と同じレベルまで勉強も日本語も回復しました。ビックリマーク