2026年の仕事始めの日に仕事仲間4人で新年会をしました。

その2日後、幹事役の方から「体調は大丈夫ですか?」という連絡がありました。

 

結果として、参加者4人の内、私を除く3人が、食あたりで吐き気、下痢、発熱の症状が発生してしまいました。

おそらく、この原因は、新年会(コース料理を注文)で食べた「生牡蠣」です。

 

結果論ですが、店員さんが、「生牡蠣がダメな方はいますか?」と聞かれたときに、「食あたるのが怖いから別のものにしてください」あるいは「焼き牡蠣にしてください」と伝えるべきだったようです。

以下に、「生牡蠣」に関する認識(リスクと対応策)について、整理しました。

 

 

《冬に食べる生牡蠣のリスクと対応策》

冬は生牡蠣がおいしい季節だが、同時に食中毒リスクが高まる時期でもある。

とりわけ注意すべきはウイルス性胃腸炎(いわゆるノロウイルス)で、少量でも発症しやすく、集団感染につながりやすい点が特徴だ。

牡蠣は海水中の微生物を体内に濃縮する性質があり、汚染海域で育った場合、見た目や臭いでは安全性を判断できない。

さらに、冬場はウイルスが低温でも長く生存するため、リスクが相対的に高くなる。

 

主なリスクは三つある。

 

第一に「産地・処理工程由来のリスク」。

下水処理の影響を受けた海域では、出荷前の浄化工程を経ても完全に除去できない場合がある。

 

第二に「調理・取扱いリスク」。

手指や調理器具を介した二次汚染が起きやすく、生食用と加熱用の区別が曖昧だと危険が増す。

 

第三に「体調・個人差リスク」。

高齢者、乳幼児、基礎疾患のある人は重症化しやすい。

 

対応策は“選ぶ・扱う・食べる”の三段階で考えたい。

 

1)選ぶ

必ず「生食用」表示のある牡蠣を選び、信頼できる流通(浄化実績・検査体制)を確認する。購入後は速やかに冷蔵し、消費期限内に食べ切る。

 

2)扱う

調理前後の手洗いを徹底し、包丁・まな板は生食用専用を用意。殻やドリップに触れた手で他食品を触らない。

 

3)食べる

不安があれば十分加熱(中心部85~90℃で90秒以上)に切り替える。

体調不良時や家庭内に感染者がいる場合は生食を控える。

 

また、飲食店側には、従業員の健康管理、調理区画の分離、器具の色分け管理、手袋の適切使用など、工程管理の徹底が求められる。

行政も、監視指導や情報提供を通じて注意喚起を続けている(例:厚生労働省)。

 

生牡蠣は冬の楽しみである一方、リスクはゼロにならない。

重要なのは「知って選び、正しく扱い、無理をしない」ことだ。

状況に応じて加熱へ切り替える柔軟さこそが、食の安全を守る現実的な判断と言えるだろう。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ993号より)
 

 

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