2024年7月9日付のスポニチAnnexが、
『「石丸構文」ネットミーム爆誕 ふかわりょう「サブウェイ注文できるかな」から一気拡散も賛否さまざま』
という見出しの記事を掲載していました。
以下に、この記事を要約し、「石丸構文」について、考察しました。
《記事の要約》
2024年7月7日に行われた東京都知事選挙で、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)が意外な躍進を遂げ、注目を集めました。
石丸氏は現職の小池百合子氏には次ぐものの、他の有力候補を抑え165万8363票を獲得。200回以上の街頭演説とYouTubeを通じての情報発信で、大きな話題となりました。
しかし、石丸氏の選挙後の一部対応が物議を醸しています。
特に、テレビのインタビューで繰り返される質問にイラついた様子を見せ、時には質問に冷笑するなどの態度が目立ちました。
これがきっかけで、石丸氏の言動を模倣した「石丸構文」という言葉がインターネット上で生まれ、ユーモラスな大喜利のような形で広がりを見せています。
お笑いタレントのふかわりょうが、「石丸さん、サブウェイ注文できるかな」と投稿したことが火付け役となり、その後「喫茶店」「レストラン」「ガソリンスタンド」「カープに例えるなら」といったさまざまなシチュエーションに合わせた「石丸構文」が次々に投稿されました。この現象は「ネットミーム」として瞬く間に広まり、多くのユーザーが楽しむ一方で、「全然笑えない」と批判する声も見受けられました。
このように、石丸氏の独特な言動はネット上で多くの反応を呼び、人々の間でさまざまな感情が交錯しています。
一部ではユーモアとして楽しむ声が多いものの、不快に感じる人も少なくなく、その対応が今後どのような影響を与えるのか、注目されています。
(記事の要約、ここまで)
《筆者の考察》
個人的に、都知事選後の石丸氏の話題で、「違和感」が確信になったのは、7月7日に配信された日本テレビの「東京都知事選挙2024 開票速報 (日テレNEWSLIVE)」の中継です。
この配信を見ていない人も多いと思うので、ざっくり言えば、石丸伸二氏に対して、古市憲寿氏が質問したのですが、堂々巡りの会話が延々と続いたのです。
このやり取りを、動画を再生して、チェックしましたが、石丸さんは、古市さんの質問の真意(石丸さんが批判する既存の政治屋と石丸政治の相違点についての質問)を理解していたのに、古市さんが「既存の政治家の定義を説明してください」と質問してしまったため、「定義はさっき答えたでしょ」と、質問の揚げ足取りに終始していたのです。
つまり、石丸さんの本質。。。というか、性格は、「相手の言葉尻を捉えて、相手より優位に立ってやろう」という「マウントを取る気質」があるのです。
ディベート番組なら、相手の発言の矛盾を突くスタイルがウケるかもしれません。
しかし、政治家は、「幅広い年代や価値観を持った人の話しを聞く」ことが原点です。
自分の政策を国民や市民にしっかりと伝えるためには、「わかりやすく、丁寧に」が基本であり、相手の質問の意図を逆に汲み取って、答えることが、真摯な政治家であり、相手を言い負かすことでは、何もうまれません。
都知事選後に、各メディアのインタビューに答える石丸さんを拝見しましたが、個人的には、「このタイプの人と、一緒に仕事はしたくないなぁ」ですし、政治家に向いていないと思います。
仮に、本人には、そのつもりがなくても、この調子で、いい間違えについて堂々巡りの会話をしていたら、石丸さんが首長だったら、パワハラ、恫喝に感じるでしょうし、たぶん、大都市の首長や国会議員になったら、すぐに週刊誌メディアが「パワハラの証拠」を記事にするでしょう。
そう考えると、今回の都知事選における「石丸人気とは何だったのか」。。。おそらく、「切り抜き動画の編集力」ではないかと思います。
ただ、世間の勘違いを含め「石丸さんへの期待感」が高い今なら、来る衆院選で、「広島1区に出馬して、岸田文雄首相と対決したらおもしろい選挙戦になる」と選挙ショーを楽しんでしまう自分もいます。
今後の石丸さんの動向、発言に注目したいと思います。
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