個人的には、品質マネジメントシステム(ISO9001)の審査やコンサルティングに関わるようになって、久しい。

ISO9002が規格としてあった大昔は、サービス業においては、「設計開発のないISO9002」を選択する組織ばかりでした。

ISO9001になってからもしばらくは、「適用除外(適用不可能)」ばかり。

最近では、「サービス業における設計・開発」の考え方が世の中に浸透し、そのようなケースは少なくなりました。

今回は、「フィットネスクラブ」についての「製品・サービスにおける設計・開発」の事例を挙げてみたいと思います。

 

1)プログラム設計:

クラスやワークアウトプログラムの構築を行い、その効果や安全性を評価・検証します。

 

2)設備導入・改善:

最新のトレーニングマシンや器具の導入、既存設備の改善・更新を計画的に行います。

 

3)オンライン予約システム:

クライアントがクラスやトレーナーを予約できるようなシステムを開発・最適化します。

 

4)栄養相談サービス:

栄養士と連携し、会員の健康・ダイエット目的に合わせた食事指導を実施します。

 

5)バーチャルクラスの開発:

オンライン上でのエクササイズクラスを設計し、多様なニーズに応えます。

 

6)メンバーシッププランの設計:

さまざまな価格帯やサービス内容を持つ会員プランを策定します。

 

7)フィットネスアプリの開発:

メンバーがワークアウト記録や健康データをトラッキングできるアプリケーションを提供します。

 

8)キッズスペースの設計:

親がトレーニング中、子供を安全に預けられるスペースを整備します。

 

9)トレーナー教育プログラム:

トレーナーのスキルや知識を高めるための継続的な教育プログラムを開発します。

 

10)施設のアクセシビリティ向上:

障害を持つ人々も利用しやすいよう、施設のバリアフリー化を進めます。

 

11)SPAやマッサージサービス:

リラクゼーションサービスとして、マッサージやSPAを提供し、そのサービス内容を継続的に見直します。

 

12)サウナやジャグジーの設計・改善:

快適な休憩スペースとしての機能向上や安全対策を講じます。

 

13)イベント・キャンペーンの企画:

メンバー参加型のイベントや新規会員募集キャンペーンを策定・実施します。

 

14)フィードバックシステムの整備:

会員からのフィードバックを収集し、サービス改善に活かすシステムを設置します。

 

15)セキュリティ向上:

会員の安全を保障するため、セキュリティシステムやカメラの導入・改善を行います。

 

これらの製品やサービスは、メンバーの健康やフィットネス目的を実現するためのものであり、それぞれの設計や開発において、ISO9001の要求事項に基づく品質管理が必要です。特に、顧客のニーズや要望に応じたサービス提供、そしてその品質を継続的に向上させるためのPDCAサイクルの適用が求められます。

 

以上が「フィットネスクラブ」に関する「製品・サービスの設計・開発」の事例です。

マネジメントシステム構築や審査、指導の際の参考になれば幸いです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ867号より)

 

 

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