2024年2月3日付の共同通信社が

『大学生の19%、子ども望まず 大幅増加、物価高影響か』

という見出しの記事を報じていました。

以下に、この記事を要約し、多くの若者が、「結婚したくない」、「子供は作りたくない」という理由について、考察しました。

 

《記事の要約》

2024年2月3日の共同通信社の報道によれば、マイナビによる最近の調査で、2025年に大学や大学院を卒業する見込みの学生の約5人に1人(19.2%)が「子どもはほしくない」と考えていることが明らかになりました。
これは、2024年卒業予定の学生を対象とした前回の調査結果(13.1%)から大きく増加しています。
物価高の影響を受けた世代であるこれらの学生たちは、経済面の不安が人生観に影響を与えている可能性があると指摘されています。
特に女子学生の23.5%が子どもを持ちたくないと回答しており、男子学生の12.1%を大きく上回っています。
育児に関する自信の欠如、自由時間の喪失、経済的不安が主な理由として挙げられています。この傾向が続けば、労働力や消費者の減少により、日本経済全体が押し下げられる可能性があると警鐘が鳴らされています。

(要約、ここまで)

 

《「結婚したくない」「子どもを作りたくない」という割合が増えている理由》

1)経済的不安:
高い生活コスト、不安定な雇用状況、低賃金などが、結婚や子育ての大きな経済的負担となり、若者たちの意思決定に影響を与えています。


2)キャリアとの両立の難しさ:
特に女性にとって、キャリアの追求と家庭生活のバランスを取ることの難しさが、結婚や出産に対する意欲を減少させています。


3)価値観の変化:
自己実現や個人の自由を重視する価値観の変化により、結婚や子育てよりも自分自身の趣味やキャリアを優先する人が増えています。


4)社会的支援の不足:
育児休暇や保育所の不足など、子育てに対する社会的支援が不十分であることが、子どもを持つことへのハードルを高めています。


5)結婚や子育てに対する社会的圧力の減少:
かつては結婚や子育てが社会的な期待として強く課されていましたが、現代ではそのような圧力が減少し、個人の選択が尊重されるようになっています。

 

先日、20数年ぶりに会った学生時代の友人と食事をした際に、この手の話になりました。

その友人も独身ですが、現代は、「家業や家を守る」といった親族からのプレッシャーや社会からの「結婚して子供を作って一人前」的な価値観が薄くなり、ライフスタイルの変化、個人の多様な価値観などを考えると、「結婚して子供を育てる」ということに対する特別な意味や必然性が見いだせないのだと思います。

したがって、この記事にあるような状況は、今後益々増えていくのだと思います。

 

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