札幌・すすきのの忘年会シーズンの「タクシー不足」の様子を札幌テレビが報道していました。
以下は、2023年12月25日付の札幌テレビの報道(要約)です。
《札幌テレビの報道の要約》
2023年12月22日、札幌のすすきの地区で新型コロナの5類移行後初めての忘年会シーズンを迎え、にぎやかな光景が戻ってきました。
しかし、タクシー乗り場は長蛇の列となり、終電後の移動手段が問題になっています。飲食店は週末に満席状態で、客足が増えていることを喜んでいますが、タクシー不足により、帰宅が困難になっている状況です。
タクシー不足の原因は、運転手の不足によるもので、業界全体で運行台数が減少しています。
夜間のタクシー需要が増えているため、すぐには車をまわせないのが現状です。このため、午後11時5分に出発する最終バスは大混雑となり、タクシー乗り場では長い待ち時間が発生しています。
対応策として、札幌市のタクシー会社は、2023年12月25日深夜から、相乗りタクシーサービス「アイタク」を開始します。
このサービスは完全予約制で、アプリに登録する必要があります。乗り場はすすきのの指定された場所で、行き先は地下鉄沿線にあるコンビニエンスストアのみです。料金は通常のタクシー料金より約20%安くなります。この新サービスは、確実な帰宅手段を提供し、忘年会の楽しい気持ちを持って帰ってもらうことを目的としています。帰宅の際は、事前に計画を立てることが勧められています。
(要約ここまで)
よく報じられていることですが、タクシー運転手、バス運転手は、需要に対して、人材不足です。
詳しくは触れませんが、人材不足のキーワードは、「コロナ禍」、「少子高齢化」、「働き方改革」、「2024年問題」などでしょう。
私は、仕事柄、全国各地でタクシーに乗車する機会が多いですが、乗車したタクシー運転手さんの話をまとめると、「コロナ禍で外出が減り、タクシーを利用する人が減ったから、コロナ禍をきっかけに退職した高齢ドライバーが増えた」そうです。
つまり、多くのタクシー会社は、「車両はあるけど運転するドライバーがいない」という所が多いそうです。
私自身の肌感覚ですが、去年(2022年)の忘年会シーズンは、新型コロナが5類に移行していなかったこともあり、居酒屋の予約は取りやすく、飲食店も満席というお店は少ないように感じました。
しかし、今年の12月は、出張先で、夜にひとりで食事をしに行くと、店内は小規模のグループ客が多く混み合っている印象で、個人的には、クリスマスシーズンに合計4回の食事会に参加しましたが、どのお店も満席状態でした。
それにしても、札幌テレビの報道にもあったとおり、札幌市内のタクシーは、コロナ禍前より減りました。
タクシーアプリを利用する人が増えたことも要因のひとつだとは思いますが、いわゆる「流しのタクシー」を殆ど見かけません。
私の自宅近くの「豊水通」は、以前は、札幌ドームでイベントがある日を除き、いつでも、流しのタクシーが走っていました。地下鉄に乗車するつもりが、何台もタクシーが走っているので、雪や雨の日は、思わず手を上げて、タクシーを利用することもしばしばでした。
しかし、今では、10分ぐらい歩道になっていても、空車のタクシーが走っていることはまず、ありません。
報道にあった相乗りタクシーサービス「アイタク」は、タクシー不足の現状には、よい試みだと思います。
ただ、すすきのから地下鉄沿線のコンビニのみが下車地だと、個人的には、一番近いコンビニまで400m程度離れているので、「すすきのからなら、アイタクを待つより、歩いた方が早い」ので、利用することはないですが、終電を逃してタクシー乗り場に30分、1時間と並ぶことを考えれば、利用ニーズは高いと思います。
それにしても、今の私には、終電過ぎまで飲む体力はありません。
長くても2次会で、電車のあるうちにサクッと帰宅するのが良さそうです。
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