2023年11月11日、12日に開催されたイベントに「マフィン」を出品して、「食中毒を引き起こした」菓子店が閉業したそうです。

以下に、11月22日付けのデイリースポーツの記事を要約し、食中毒の推定原因を挙げてみました。

 

《記事の要約》

東京ビッグサイトで2023年11月11日、12日に開催された「デザインフェスタ」にて、菓子店が販売したマフィンを食べた人々が体調不良を訴える食品事故が発生しました。

この問題を受けて、当該菓子店は公式ホームページを通じて閉業を報告し、謝罪文を掲載しました。

店側は食品衛生への不十分な対応を反省し、被害者への心配を表明。

また、保健所の調査に協力しているものの、事故の正確な原因はまだ判明していないと説明しました。

この閉業発表に対し、インターネット上では批判や同情の声が混在しています。

菓子店は他のイベントにも出品していましたが、マーケット側は今後の出店を停止する措置を取りました。

 

《食中毒の推定原因》

マフィンによる食中毒の原因は判明していないそうですが、「3000個を5日間空調の効いた部屋で保管していた」という報道もあることから、推定される食中毒の原因を考えてみました。

 

1)不適切な保管:

3000個のマフィンを空調の効いた部屋で5日間保管したことによる細菌の増殖。

 

2)温度管理の失敗:

適切な温度での保存が行われなかった可能性。

 

3)交差汚染:

他の食品や調理器具との交差汚染。

 

4)原材料の汚染:

汚染された原材料の使用。

 

5)衛生管理の不備:

調理過程での衛生管理が不十分だった可能性。

 

《菓子店の対応》

このお店は、商品回収の連絡先をSNS(Twitter(X)とInstagram)にしていましたが、SNSのアカウントを削除したことが波紋を呼んでいます。

一般論になりますが、お店の適切な対処方法を考えてみました。

 

1)情報提供の継続:

お店はSNSアカウントを削除せず、情報提供を継続するべきでした。公式サイトやSNSで定期的に更新情報を提供し、透明性を保つことが重要です。

 

2)被害者への対応:

被害に遭われた消費者に対し、速やかに連絡を取り、対応策や補償についての情報を提供する必要があります。

 

3)協力と調査:

保健所や関連当局との協力を積極的に行い、原因調査に全面的に協力する。

 

4)公的な声明:

店側は公式なプレスリリースや声明を通じて、事故の経緯、現在の状況、今後の対応策について詳細に説明するべきです。

 

5)信頼回復のための取り組み:

今後の事故防止策や食品安全管理の強化について、具体的な計画を立て、公表することが必要です

 

・・・しかし、各メディアの報道では、菓子店に対する誹謗中傷が酷かったそうです。

私は、自身のブログやSNSが「大炎上」した経験がありませんが、批判的なコメントを数件書き込まれただけでも、精神的に相当へこみます。

つまり、SNSへの非難コメントや誹謗中傷により、アカウントや過去の投稿を全て削除する状況は理解できます。

けれども、食品販売者としての責任ある対応ではないです。

飲食販売については、学生時代に模擬店でクレープや焼きそばを製造販売した経験と以前経営していた店舗で仕入れた健康食品を販売していた経験ぐらいしかありませんが、健康被害が生じたときの責任の重さは大きいとあらためて実感したニュースです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ882号より)

 

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