ファミリーレストランのサイゼリヤで“サラダにカエルが混入していた”という報道を2023年11月2日付で産経新聞が報道していました。
 

このニュースについて、以下に記事を要約し、サラダにカエルが混入した想定原因と再発防止策を考察してみました。
 

《記事の要約》

「サイゼリヤ」は国内でファミリーレストランを展開しており、最近、料理にカエルが混入した事案が3件起きたことが判明した。
この問題は、同社のカット野菜が製造される神奈川の自社工場に起因していると考えられている。
特に、カエルが混入した疑いがあるのはレタスで、サイゼリヤは保健所の調査を受け、以後、レタスの葉を一枚ずつ手で剥がし目視検査を強化する手順を導入した。これにより、製品の品質管理と安全性の向上を目指す。

 

東京のサイゼリヤ店舗でサラダを食べた一家は、食事中に皿からカエルが跳び出す衝撃的な体験をした。これを受けて、ある顧客はサラダ食後の健康不良を経験し、その不満をサイゼリヤに伝えたが、製造ラインが停止されなかったことに憤りを感じているという。彼女は、食の安全への取り組みが不十分だと感じている。

 

なお、食品中のカエル混入はサイゼリヤに限った問題ではなく、他の飲食チェーンでも過去に同様の問題が発生している。
例えば、2023年5月に「丸亀製麺」ではシェイクうどんの容器にカエルが混入していたことがあり、これを受けて同社は一時的に該当商品の販売を中止した。
また、「ガスト」でも2018年5月に、宅配された弁当のサラダにカエルの死骸が混入した事案があり、それに対して保健所への報告と謝罪を行っている。これらの事例は、飲食業界における食品安全の課題を浮き彫りにしている。

 

《カエルが混入した想定原因と再発防止策》

〈想定原因〉

◆野菜の収穫時の誤取り込み:
収穫機械が小動物を誤って野菜と一緒に収穫する可能性がある。


◆選別工程の不備:
選別作業でカエルを取り除く工程が不十分だった可能性がある。


◆輸送中の監視不足:
野菜の輸送工程でのカエルの混入を見逃した可能性がある。


◆工場での品質管理不足:
工場内での野菜の洗浄や検品が不十分だった。


◆包装材料への混入:
包装材料の保管や使用過程でカエルが混入した可能性がある。

 

〈想定原因に対する再発防止策〉

◆収穫後の精密な選別:
収穫後の野菜を小動物が混入しないように手作業で丁寧に選別する。


◆監視カメラの設置と監視強化:
輸送工程を監視カメラで監視し、小動物の混入を防止する。


◆品質管理の徹底:
工場での洗浄や検品工程を強化し、すべての野菜が目視で確認されるようにする。


◆教育とトレーニング:
従業員に対して品質管理と動物混入リスクのトレーニングを定期的に行い、意識を高める。


◆包装材料の厳格な管理:
包装材料を清潔で密封された場所で管理し、使用前に検査を行う。

 

 

個人的には、「食品へのカエル混入」は未経験ですが、「青虫の混入」は、かなり昔(30年近く)ですが、経験したことがあります。

当時の感覚としては「農薬が過度に使われていない安全な野菜なのかな」ぐらいにしか、私自身は捉えませんでしたが、今の時代では、ニュースになる事件です。

食品メーカーは、絶え間ない業務改善に取組む必要がありますが、消費者も、ある程度、「仕方が無いこと」という寛容性を持つことも必要なのかな、と思います。

 

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