ギフテッドとは、贈り物を意味するギフト(Gift)が語源となっており、生まれつき突出した才能を授かった人のことを称します。
ギフテッドは先天的な資質であるため、先取り教育などによってギフテッドに成長することはないそうです。
《「ギフテッド」の一般的基準》
「ギフテッド」と定義されるIQ基準や突出した具体的な能力については、
◆IQは、「130以上」の人
◆IQ以外では、例えば、音楽、芸術、数学、言語、運動など、特定の分野での突出した能力や才能を持つこと
などが、一般的には、ギフテッドと言われます。
《“ギフテッド”が抱える悩み》
日本において、「ギフテッド」な「児童」や「大人」は、人間関係に悩むことが多いそうです。人間関係の悩みについて、具体的な事例を挙げてみます。
〈児童〉
◆学校での孤立:
ギフテッドな児童は、興味や知識、理解の深さが周りの友人と異なるため、共通の話題や遊びを見つけるのが難しいことがある。
◆先生との摩擦:
進行速度や興味の対象が異なるため、先生との摩擦が生じることがある。先生がギフテッドの特性を理解していない場合、学習意欲の低下や行動問題が起きることも。
〈大人〉
◆職場での適応困難:
高い知識や能力を持っていることが理解されず、オーバーワークや適切な役職につけないことがある。
◆対人関係:
話題の選び方や興味の対象が異なるため、他者とのコミュニケーションが難しい。適切なフィードバックや共感を得られないことから孤立感を感じることがある。
《“ギフテッド”が日本で活躍するための対応策》
日本において、「ギフテッド」が活躍でき、生きづらさを感じない世の中にするための対策を考えてみました。
1)教育制度の改善:
ギフテッド児の特性を理解したカリキュラムやプログラムの導入。加えて、教員の研修を強化してギフテッド児をサポートする能力を向上させる。
2)キャリアサポート:
ギフテッドな大人のためのキャリアコンサルティングやメンタリングプログラムを提供し、職場での適切な役職や業務をサポート。
3)啓発活動:
ギフテッドの特性や存在を広く一般に知らせる啓発活動を行い、社会全体の理解を深める。
4)コミュニティの形成:
ギフテッドな人々が経験や悩みを共有できるコミュニティやグループを設立・推進。
5)専門家の養成:
ギフテッドの心理や教育に関する専門家を増やし、その知識と経験を活かしてギフテッドな人々をサポートする。
個人的には、自分は「凡人」なので、小さい頃から、学校の先生にありがちな「誰もが頑張れば、できるようになる」的指導について、「そんなことないでしょ」と内心、冷めた目で捉えていました。
つまり、「努力でカバーできる部分」と「いくら頑張っても到達できない(し難い)こと」を分けて捉え、前者の「頑張ってなんとかなるもの(こと)」を、早く見極めることに注力してきました。
ただ、日本の場合、あまりにもまわりと違う考えや行動を取ると「変人」とされてしまうので、個性を押し殺して「同一でいよう」とする発想になりがちなので、この日本人的感覚の中に「ロス」が生じているのかもしれません。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ876号より)
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