世界最大の宿泊予約サイト「Booking.com」で、大規模な未払い問題が生じているそうです。
2023年10月11日付のFNNオンラインの報道を要約し、利用者側(宿泊施設)などの対応策を考えてみました。
《FNNプライムオンラインの記事の要約》
「ブッキングドットコム」、世界最大級の旅行予約サイトで、宿泊費の未払い問題が発生している。
未払い総額は数百億円にも及ぶ可能性がある。
FNNの取材では、神奈川県の人気温泉旅館「箱根藍瑠」では、2023年9月分の支払いが3カ月遅れている。
この旅館では、宿泊予約の約6割がブッキングドットコムを通じて行われており、未払いが長引くと給与や取引先への支払いにも影響が出る可能性がある。
全国でも同様の未払いが報告されており、被害額は数十億~数百億円に達する可能性が考えられる。
40人以上の宿泊施設のオーナーがブッキングドットコムに対して損害賠償を求める集団提訴を計画中。
ブッキングドットコム側は「支払いシステムの不具合」を原因として挙げ、公式サイト上で謝罪を行っている。
(記事の要約、ここまで)
《Booking.comの利用者側(宿泊施設)と国の対応策》
この「未払い問題」の背景には、プラットホーム側(予約サイト)が、利用者側(宿泊施設)より立場が強いこと、が考えられます。
宿泊施設と国の対応策としては、以下が、考えられます。
〈宿泊施設の対応策〉
◆多様なプラットフォームの利用:
一つの予約サイトに依存しないよう、複数の予約サイトや自社の予約システムを利用することでリスクを分散。
◆直接の取引の推進:
顧客に直接の予約を奨励し、リピーターを増やすためのキャンペーンやサービスを展開。
〈国の対応策〉
◆規制の検討:
プラットフォームが業界内で圧倒的なシェアを持つ場合、公正な取引が求められる。
国は、適切な規制や監督を通じて利用者を守る措置を検討すべき。
◆助成金や補助:
未払いによる経済的影響を受けた宿泊施設への一時的な補助金や助成金の提供。
◆啓発活動:
事業者や消費者に対して、プラットフォームの利用に際してのリスクや注意点についての
情報提供や啓発活動を行う。
これらの対応策を通じて、プラットフォーム運営側と利用側のバランスを保ちながら、公平な取引が行われる環境を構築することが重要です。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ876号より)
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