2023年10月7日付の北海道新聞によれば、2030年度末に開業を予定していた北海道新幹線の新函館北斗―札幌間が、建設工事の停滞のため数年遅れる見通しとなったそうです。
この遅れは、札幌市が2034年以降に冬季五輪の招致を予定していることと関連している。
政府関係者は新幹線の札幌開業の遅れについて、急ぐ理由がなくなったとの見解を示した。
具体的な延期期間については、関係機関で調整が行われる予定である。
北海道新幹線の札幌延伸が遅れることのメリットとデメリットを考察しました。
《メリット》
1)安全確保:
余裕を持った工事スケジュールとなり、安全対策や検証を十分に行うことができる。
2)コスト削減:
急ぎの工事を避けることで、無駄なコストやオーバータイムなどの追加費用を削減する可能性がある。
3)十分な調整時間:
他のプロジェクトやインフラとの連携をよりスムーズに進めるための十分な調整時間が確保できる。
4)品質向上:
タイムプレッシャーが減少することで、設計や施工の品質を高めることが期待できる。
5)市民への配慮:
工事に伴う騒音や振動の影響を緩和し、より市民にとって受け入れやすい工事スケジュールとなる可能性がある。
6)関連施設の整備:
駅周辺のアクセス道路や施設の整備にも十分な時間が取れる。
7)計画の再評価:
延期を受けて、今後の運用計画や設計変更などを再評価する機会となり、更なる効率化や改善が図られる可能性がある。
《デメリット》
1)経済的影響:
予定されていた開業時期に地域経済へのプラス効果が現れない。
2)招致イベントの影響:
冬季五輪などの大きなイベントの招致時に、新幹線が利用できない可能性がある。
3)観光業の機会損失:
予定よりも後の開業となることで、観光客の流入が遅れる。
4)住民の不便:
札幌を含む地域住民が新幹線の利便性を享受できる時期が後ろ倒しになる。
5)イメージダウン:
大規模プロジェクトの遅延は、関連する組織や自治体の信用やイメージを低下させる可能性がある。
個人的には、現役バリバリで、仕事をしているうちに、開通して欲しいな、と思いますが、完成までに10年以上掛かりそうなので、それは叶わない夢かな、と思います。
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