2023年9月19日に、東京駅八重洲の再開発エリアで、51階建ての複合施設を建設中の建設現場で事故が発生しました。
以下に、9月19日付の日本テレビの報道を要約しました。
《日本テレビの報道の要約》
2023年9月19日の朝に、東京・八重洲の東京駅前の建設現場で、約48トンの鉄骨5本が落下する事故が発生しました。
この事故で、2名の作業員が死亡し、他にも巻き込まれた作業員がいることが報告されています。
事故は9時半頃に発生し、目撃者からは落下する鉄骨が引き起こした大きな音や建物の揺れに関する報告がありました。
この現場では51階建ての複合商業施設の建設が進められていました。
事故時には作業員が7階部分から3階部分に落下し、急いで搬送される緊迫した状況が見られました。
警視庁と消防は現場を調査しており、落下した鉄骨はクレーンで吊られて設置作業を行っていた際に何らかの原因で傾いて落下したとされています。
警視庁は現場の関係者からの情報収集を行いながら事故原因の調査を進めており、業務上過失致死傷の疑いも視野に入れています。
(日本テレビの報道の要約、ここまで)
《想定される事故原因》
現在のところ事故の詳細な原因は、警視庁が調査中ですが、想定される原因として以下が挙げられます。
1)重量計算のミス:
鉄骨の重量計算が間違えられたことで、落下が起きた可能性があります。
2)クレーンの機械的故障:
クレーンの機械的な問題や故障が原因で落下事故が起きた可能性があります。
3)作業員のヒューマンエラー:
作業員が安全手順を守らなかったか、誤った行動をとった可能性があります。
4)構造的欠陥:
建設材料や構造に欠陥があったため、鉄骨が落下した可能性があります。
《鉄骨落下事故の再発防止策》
再発防止策として、以下のような措置が考えられます。
1)安全教育の強化:
作業員に対する安全教育とトレーニングを強化して、ヒューマンエラーを減らします。
2)定期的な機器メンテナンスと点検:
クレーンや他の機器の定期的なメンテナンスと点検を行い、機械的故障を防ぎます。
3)作業現場の安全確認:
作業現場の安全を確認する専門家を配置し、危険を事前に特定して対策を立てます。
4)適切な計画と準備:
作業前に十分な計画と準備を行い、リスクを最小限に抑えます。
5)安全装置の導入:
落下防止装置や警報システムなどの安全装置を導入して、事故のリスクを減らします。
報道によれば、事故が起きた建設中の建物は、2021年に着工し、2025年度に完成予定の地上51階建て地下4階の商業ビルで、大手ゼネコンの大林組と大成建設の共同企業体(大林組・大成建設共同企業体:代表者は大林組)が施工しているそうです。
素人考えですが、状況から想像すると、設備トラブルや天候条件といった原因ではなく、「なんらかの人為的ミス」が事故原因でしょう。
複合施設には、低層部分には、バスターミナルや劇場、飲食店が入るそうなので、完成後は、私も利用する機会があると思いますが、「事故があったビルダよな」と訪れる度に感じることでしょう。
警視庁の事故原因調査の続報はもちろん、大林組・大成建設の事故に対する説明会見にも注目したいと思います。
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