小学生の姪が、学校から、夏休みに、「はくちょう座」と「さそり座」を観察してレポートを作成する、という宿題を与えられたそうです。
そういえば、私も小学生の頃に、そのような宿題を与えられた気がします。
個人的には、天体観測に、あまり関心がある方ではないのですが、「首都圏在住者」の場合の「はくちょう座」と「さそり座」の天体観察のポイントを整理してみました。
1)首都圏で「はくちょう座」を観察するために適した場所と時間帯:
「はくちょう座」は、北天に位置するため、都市部でも比較的観測しやすい星座の一つです。しかし、最も明るい星であるデネブを含む「はくちょう座」を肉眼で観察するためには、光害が少なく空気の澄んだ場所が望ましいです。
◆観察に適した場所:
八丈島、奥多摩、秩父が適しています。
◆観察に適した時間帯:
「はくちょう座」は、7月下旬から8月上旬の夜に最高点を迎えます。
都市の光害が少なく、星がはっきりと見える深夜から明け方にかけてが最適です。
2)首都圏で「さそり座」を観察するために適した場所と時間帯:
「さそり座」は、日本から見ると南方向の地平線近くに位置するため、都市部では観測が難しい。
視界が広がり、光害が少ない場所で観察するのが理想的です。
◆観察に適した場所:
高台にある公園や、南方向が開けた海岸などが適しています。
また、観測地点からの見通しが良く、光害の少ない場所を選ぶと良いでしょう。
◆観察に適した時間帯:
「さそり座」は7月下旬から8月上旬にかけて、日本の空で最も高くなる時間は夜中から明け方にかけてです。
3)首都圏で「さそり座」を肉眼で観測するのが難しい理由:
◆光害:
都市部では、街灯や建物、看板などからの光(光害)が空に広がり、星を見えにくくします。特に、「さそり座」は地平線近くに位置するため、光害の影響を大きく受けます。
◆地平線付近の位置:
「さそり座」は、日本から見ると南方向の地平線近くに位置します。
そのため、建物や地形に遮られやすく、視界が開けていないと観測が難しいです。
また、地平線近くは大気の層が厚くなるため、星の光が屈折しやすく、観測が困難になります。
このような下調べをして、実際に、千葉県の実家近くで、観察してみました。
はくちょう座は、天体観測ド素人の私でも、天気さえよければ、容易にわかります。
しかし、さそり座は、クルマで、街灯がなく、南の方向に障害物がない場所を探しましたが、都内から約40キロ離れた郊外でも、適した場所はなく、目印になるアンタレスを見つけられませんでした。
当たり前ですが、日本は夜もかなり明るいことを実感した次第です。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ866号より)
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