2023年5月30日のテレビ朝日系の「グッド!モーニング」によると、福岡県柳川市の名物、「川下り」の「船頭ジャンプ」について、柳川市が、業者に中止要請を出しているとの報道がありました。

 

ご存知の方も多いと思いますが、「船頭ジャンプ」は、乗客を乗せた舟が橋を通過する際に、船頭が、舟から橋に上がり、橋の上から舟にジャンプして飛び乗るパフォーマンスがSNSで反響を呼んでいます。

私自身も、TikTokで、このパフォーマンスを見ましたが、初めて見たときは、ちょっと衝撃でした。

また、全ての船頭さんが、このパフォーマンスをするわけでもないようです。

 

この件について、報道の概要、川下りの「船頭ジャンプ」の賛否、柳川市の立場、川下りを運航する業者の立場について、整理してみました。

 

《報道の概要》

観光名物の川下りで船頭が橋から船に飛び降りる「橋越え」というパフォーマンスが物議を醸しています。

柳川市は危険だとして運航業者に対し、中止を要請しました。

一部の業者は「橋越え」を続けていますが、安全性に関する懸念もあります。

 

《川下りの「船頭ジャンプ」の賛否》

川下りの「船頭ジャンプ」についての賛否は分かれています。

一部の人々は忍者のようで格好良いと評価しており、このパフォーマンスが観光名物の一部として楽しまれています。

しかし、安全面や水難事故のリスクを懸念する声もあります。

 

《柳川市の立場》

柳川市の立場は、観光客の安全確保を優先しています。

水難事故の発生や安全性に関する懸念から、「橋越え」を行う業者に対し中止要請を行い、安全運航の徹底を求めています。

柳川市としては観光名物の維持と安全対策の両立を図るための措置と言えます。

 

《川下りを運航する業者の立場》

川下りを運航する業者の立場は分かれています。

一部の業者は伝統的なパフォーマンスとして「橋越え」を継続しており、観光客からの人気もあります。

ただし、安全性への懸念や市からの中止要請もあるため、業者は安全対策を十分に考慮しながら判断を行っています。

業者としては、観光名物の魅力を維持しつつ、安全な運航を実現することが求められています。

 

 

個人的意見ですが、例えば、ディズニーランドや富士急ハイランドのような、私設のエリアでのパフォーマンスなら、法規制に触れない以上、「業者判断」が許されると思います。

しかし、おそらく、飛び越える橋は柳川市の管理で、川は福岡県の管理下にあるでしょう。

 

したがって、業者は、安全対策を見直して、柳川市に「伝統的パフォーマンスで、柳川観光に有益で、安全性も確保している」ときちんと主張できなければ、今の状態をそのまま継続するのは、止めた方がいいと思います。

また、柳川市も、運航業者らと単に中止要請をするだけでなく、安全面など、折り合いのつく着地点を関係者間で協議するべきだと思います。
 

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