2023年5月11日付の日テレNEWSが、
「校庭にクギなど500本以上放置…児童が膝付近を縫うケガ 校長は「人災」と謝罪」
という見出しのニュースを報道していました。
ニュースによれば、(※以下、筆者が要約)
東京・杉並区立荻窪小学校の校庭で、500本以上のクギやフックが放置され、体育の授業中にクギに転んだ児童が左膝付近を十数針縫うケガをしました。
調査によれば、これらのクギやフックは過去の行事でマーカーとして打ち込まれたもので、そのままになっていたとのことです。
この事故を受けて、区の教育委員会が区内の他の学校にも点検を要請しました。
(ニュースの要約ここまで)
この事故原因と再発防止策を考えてみました。
◆事故の原因:
この事故の原因は、過去の行事でマーカーとして使用されたクギやフックが校庭に残されたままであったことです。これらの物体は地面から数ミリ出ていたため、児童が転倒するとケガをする危険性がありました。
◆再発防止策:
再発防止のためには以下のような対策が考えられます。
・行事終了後の清掃と点検:
行事が終了した際には、使用したクギやフックなどが全て撤去されているか確認することが重要です。
また、定期的な校庭の点検も行い、安全確保に努めるべきです。
・使用物品の管理:
クギやフックなど、子どもたちがケガをする可能性のある物品を使用する場合には、使用前と使用後で数を確認し、すべて回収されているかを確認する。
・安全教育の強化:
児童自身に対する安全意識の啓発も重要です。例えば、地面に異物がある場合には大人に報告する、などの行動を促す教育を行う。
・代替品の検討:
クギやフックなど、子どもがケガをしやすい物品の使用を避け、安全性の高い代替品を使用することも一つの解決策となります。
以上のような対策を行うことで、同様の事故の再発を防ぐことが期待されます。
私もプライベートで、若い頃に、行事や競技会の主催や運営補助をした経験が数多くありますが、会場を区画整理するために、ビニールテープを張りますが、その際に、数メートル間隔で、釘で打ち込みました。
もちろん、会場撤収作業時は、打ち込んだ釘を回収していましたが、打ち込んだ釘の本数と回収した釘の本数をチェックするという作業は、不十分だったと思います。
公立の小中学校のグラウンドは、野球やサッカーなどの専用グランドを除けば、多目的グラウンドですし、地域住民のイベントに貸し出されることもあるでしょう。
したがって、グラウンド使用のルールをしっかりと決めて、かつ、一度、グラウンドに異物がないか、総チェックして、「安全なグラウンドの状態」を作ってから、利用を開始しないと、ルールを決めても再発の可能性はあるでしょうし、どのイベント等グラウンドの使用で問題が起きたのか、分からなくなってしまうでしょう。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ854号より)
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