2022年4月からYouTubeを通じてエンゼルスと北海道日本ハムファイターズの野球実況を配信する北海道出身の「ハムショー」さんというスポーツ実況アナウンサーがいます。
ハムショーさんは、現在24歳で、就職活動では、約50社受験し、そのうち9割がアナウンサー試験だったが「全落ち」したそうです。
そのハムショーさんが、野球実況するな中で、コメント欄に寄せられる批判コメントについて「リード批判はやめましょう」と呼びかけています。
「リード批判」とは、何か、また、リード批判がよくない理由などを考察してみました。
《リード批判とは何か》
野球の試合において、投手が投げる前に捕手が指示を出す「リード」と呼ばれるサインに対して、ファンや解説者がその内容や選択に対して批判的な意見を述べることを指します。
ハムショーさんの場合の「リード批判」の「リード」とは、捕手の指示だけではなく、監督の選手交代や打者、ピッチャー、野手のプレーそのものについての批判コメントも「リード批判」と定義しているようです。
「リード批判」の多くは、ほとんどが抽象的なものばかりでデータなど根拠を示して批判する人は、ほとんどいません。
《リード批判が良くない理由》
リードは試合中の瞬間的な判断と連携であり、外部の人が試合を見ながら客観的に正しいかどうかを判断するのは困難です。
試合の状況や相手チームの戦術など多くの要素が関与するため、一見すると不可解な選択に見えることもありますが、内部の情報やチーム戦略に基づいて行われる場合があります。
リード批判は選手や監督に対してネガティブな影響を与えることがあります。
選手や監督は試合中に高いプレッシャーにさらされており、リード批判によってさらなるプレッシャーがかかると、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。
リードは個々のプレーにおける戦術の一環であり、試合全体の勝敗に直結するわけではありません。
一度のリードの選択が成功しなかったからといって、その結果だけで判断するのは適切ではありません。
《リード批判の代替案として視聴者は何をすればよいか》
以下のようなアプローチが考えられます。
◆理解と尊重
リードはチーム内でのコミュニケーションであり、外部の人々が完全に理解することは難しい場合があります。試合を観戦する際には、プレーヤーや監督の意図や戦略を尊重し、冷静な視点で評価することが重要です。
◆ファクトベースの議論
リードに関する批判や賛同の意見を述べる際には、具体的な事実やデータに基づいて論じることが重要です。
感情や主観的な意見に基づく批判ではなく、客観的な情報や統計を取り入れた議論を行うことが求められます。
◆試合状況の理解
リードは試合の状況や相手チームの特性によって変化する場合があります。
そのため、ファンや解説者は試合の進行や状況をよく把握する必要があります。
チームの戦略やプレーヤーの特徴を理解し、それを踏まえてリードが選択されていることを認識することが重要です。
◆コミュニケーションの促進
リードに関する疑問や意見を持つ場合、それを直接的に選手や監督に伝えることもできます。SNSやファンミーティング、メディアのインタビューなどを通じて、関係者との対話や意見交換を行うことで、より深い理解や双方向のコミュニケーションが生まれるかもしれません。
◆教育的な情報の提供
解説者や野球専門家は、リードに関する情報や解説を通じて視聴者やファンに知識を提供することが求められます。リードの基本的な原則や選択の理由、影響などをわかりやすく解説し、ファンがより深く理解できるようにすることで、より建設的な議論が生まれるでしょう。
リードに対する批判的な意見は野球ファンの間で一般的ですが、冷静な議論や適切な情報の共有を通じて、より建設的な視点や理解が広がることで、野球観戦の楽しみが深まるでしょう。
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