2023年2月9日のTBSが、「韓国王室ゆかりの花瓶が、日本製だったことで、文化財登録を抹消された」というニュースを報じていました。

 

このニュースによれば、(以下筆者が要約)

韓国の国立古宮博物館に保管されていた日本製の花瓶が、韓国の文化財登録から抹消された。

花瓶の底には「小林」という刻印があり、東京の小林時計店の製品であることが確認されたためである。

当時の文化財委員たちは花の紋章ばかりに注目し、瓶の底を確認しなかったという。

花瓶は博物館に保管され続ける。

(要約ここまで)

 

なぜ、このような問題が発生したのか、考えてみました。

記事によると、問題は、「花瓶の底に刻まれた“小林”という文字が決め手となり、東京の「小林時計店」の製品であることが判明しました。

つまり、当時の韓国の文化財委員たちは、花の紋章ばかりに注目し、瓶の底を確認しなかったため、このような事態が起こったのでしょう。

再発防止としては、韓国文化財庁は、月並みですが、より丁寧な調査と審査を行うことが必要です。

また、今回のようなケースが、他にもないかチェックし、類似した事例があった場合には、早期に確認し、適切に処理することが必要でしょう。

 

ただ、この「韓国王室ゆかりの花瓶」ですが、仮に、当時の韓国王室が、日本の「小林時計店」に製造を発注して作らせた「正規品」だったとしたら、どうなるのでしょう。

もし、そうであれば、製造された国や工房がどこであるかは、あまり関係なく、文化財としての価値があるのではないでしょうか。

「文化財登録は、韓国国内で製造されたものに限る」という考えはおかしいでしょうから。

「小林時計店製造の花瓶」の時代考証は、どのように韓国で検証されたのか、個人的には注目したいニュースです。

(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ853号より)
 

 

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