2023年5月16日付けのチバテレビが、

「給食からノロウイルス検出 松戸市の中学校で117人の集団食中毒」

というタイトルのニュースを報道していました。

 

このニュースによれば、(以下要約)、

千葉県松戸市立第一中学校でノロウイルスによる集団食中毒が発生し、給食を食べた生徒や職員117人が下痢や嘔吐の症状を訴えました。

病原体は、ノロウイルスで、5月8日に出された「たけのこご飯の具」と5月9日に出された「きな粉揚げパン」から検出され、給食を提供していた業者は3日間の営業停止処分を受けました。

学校は5月11日と12日を午前中のみの授業にし、15日以降は弁当持参としました。

現在、入院者はいないとのことで、松戸市は安全な給食提供に向けた対策を強化していくとしています。

(要約、ここまで)

 

この集団食中毒について、原因と再発防止を考察してみました。

 

《食中毒の原因》

食中毒は、食物に含まれる病原体(バクテリア、ウイルス、寄生虫など)や、それらの産生する毒素を摂取することにより発生します。

特定の食品が適切な温度で保存されていなかったり、調理中の衛生管理が不適切であったりすると、病原体が増殖しやすくなり、食中毒のリスクが高まります。

今回の場合、ノロウイルスが原因とされています。

ノロウイルスは、人間の腸内で増殖し、汚染された食品や水を介して他の人に感染します。

 

《食中毒の再発防止策》

食中毒の再発防止策には以下のようなものがあります。

 

◆食材の適切な管理

食材は適切な温度で保存し、消費期限を厳守することが重要です。

◆衛生的な調理環境

調理器具や調理スペースは常に清潔に保つことが必要です。

また、調理者自身も手洗いやマスク着用などの個人衛生を徹底することが求められます。

◆食材の加熱

特に肉類や魚類は十分に加熱して調理することで、病原体を不活性化できます。

◆教育と訓練

飲食店のスタッフや学校の給食スタッフに対する食品衛生に関する教育と訓練が重要です。

食材の取り扱いから調理、保存までの適切な方法を理解し、実践することで食中毒のリスクを大幅に減らすことができます。

◆ノロウイルス対策

ノロウイルスは非常に感染力が強く、少量でも感染します。また、ウイルスはアルコールに強く、通常の手洗いだけでは完全に除去することが難しいです。

したがって、特にノロウイルスの感染が疑われる場合は、塩素系の消毒剤を使用して手や調理器具を洗浄することが推奨されます。

 

以上の対策を徹底することにより、食中毒の再発防止につながります。そのためには、関係者全員が食品衛生に対する意識を持ち、日々の業務に生かすことが重要となります。
 

 

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