“こどもの躾け”には、「共有型躾け」と「強制型躾け」があります。

 

◆共有型躾けとは、どのようなものか

共有型躾けとは、子どもの自主性を尊重し、親子で意見や感情を共有しながら子どもの成長を促す育児方法です。

共有型躾けでは、子どもに物事の理由や背景を説明し、考える余地を残すような言葉をかけます。

これにより、子どもは自分で判断や選択を行い、問題解決能力やコミュニケーション能力が育まれます。

親がこどもに話しかけることばの特徴として、「3H」(褒める、励ます、広げる)を多く使っています。

 

◆強制型躾けとは、どのようなものか

強制型躾けとは、親が子どもに対して厳格なルールを設け、従わせることを重視する育児方法です。

この方法では、親が子どもに対して一方的に命令や指示を出し、従うことを強いるため、子どもは親の言いなりになりがちです。強制型躾けは、短期的には子どもの行動をコントロールすることができますが、長期的には自主性や問題解決能力が育ちにくくなる可能性があります。

親がこどもに話しかけることばの特徴として、「指令・命令・禁止」語が多くなります。

 

◆「共有型躾け」と「強制型躾け」のメリットとデメリット

 

《共有型躾けのメリット》

・子どもの自主性や問題解決能力が育つ

・親子間のコミュニケーションが円滑になり、信頼関係が築かれる

・子どもが他人と協力する能力や社会性が向上する

 

《共有型躾けのデメリット》

・短期的には子どもの行動をコントロールしにくい場合がある

・親が子どもと向き合い、意見を共有する時間や労力が必要

 

《強制型躾けのメリット》

・短期的には子どもの行動をコントロールしやすい

・親が自分の価値観やルールを明確に伝えることができる

 

《強制型躾けのデメリット》

・長期的には子どもの自主性や問題解決能力が育ちにくい

・親子間のコミュニケーションが一方的になり、信頼関係が築きにくい

・子どもが他人と協力する能力や社会性が低くなる可能性がある

・子どもが親に反発することが多くなることがある

 

このように、共有型躾けと強制型躾けには、それぞれにメリットとデメリットがあります。

どちらの方法を選ぶかは、親の価値観や子どもの性格、家庭環境によって異なります。

最も重要なのは、子どもの成長を促すために、適切なバランスを見つけることです。親は子どもに対して理解やサポートを示し、自主性を尊重しながら、適度なルールや指導を行うことが望ましいでしょう。

また、子どもの成長に応じて躾けの方法を柔軟に変えることも大切です。
 

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