2023年4月25日付の産経新聞が、
「教員免許ないまま授業 都内で小1に」
という見出し記事を報じていました。
記事によれば(※筆者が要約)
東京都教育委員会は、免許未取得の23歳男性が小学校教員として採用され、23区内の小学校で1年生の担任を務めていたことを発表。後に大学で単位取得漏れが判明し、採用取り消しとなった。男性は「取得見込み者」として応募し、面接も受けていたが、免許状提出が確認されず、書類提示も求められなかった。都教委は今後、口頭だけでなく書面での確認を徹底し、関係機関へ周知を図ることを表明している。
(要約ここまで)
以下にこの問題の原因と再発防止策を挙げてみました。
問題の原因:
a. 採用選考の際に、教員免許取得の状況を十分に確認しなかった。
b. 必要な書類の提出が求められず、口頭説明による認識のみで採用判断が行われた。
c. 免許状が提出できない場合の対応が不十分で、取得を証明する書類の提出を求めなかった。
再発防止策:
a. 応募者の教員免許状の取得状況を詳細に確認し、不足分がある場合は対応を求める。
b. 必要な書類が提出されるまで、採用選考の最終決定を保留するようにし、確認が不十分な場合は徹底的なフォローアップを行う。
c. 教育委員会や学校側との連携を強化し、教員採用に関するプロセスや基準を見直し、再発防止に努める。
これらの再発防止策を適用することで、教員採用プロセスの透明性と信頼性が向上し、教員免許未取得者による授業の実施を防ぐことができます。また、教育委員会と学校側の連携を強化することで、教員採用に関する情報共有や対応が円滑に進み、将来的に同様の問題が発生しないように対策を講じることができます。これらの取り組みにより、教員の質の向上と教育環境の改善が期待されます。
(※ 自分を変える“気づき”ロジカル・シンキングのススメ メルマガ852号より)
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